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数日経って

インターンが始まって、3日が経ちました。
施設にも慣れたし、行われている事や使われているモノで見たことがない、という事は今の所ないので、急に何かを頼まれても困ることなくスムースに仕事ができていると思います。

こういう点では、University of Arkansasという大きな大学で学べた事(特に施設面)や、Attack Athleticsでプロの選手と接し続け、実際にトリートメントをしてきた経験が活きていると感じます。

基本はアシスタントトレーナーのサポート、というのが主な役割だけれど、今までの自分と違うのは、彼のアプローチを見て学びながらも、「自分ならこうするな」というイメージを持てる事。ただ感心して観察する、という時期は卒業できたようです。

当面の目標は、自分のできる事を証明する機会を見逃さずに、自分に与えられる役割と責任を広げ、大きくしていく事です。

さて、Knicksのコーチ陣は、今年からヘッドコーチに去年までSunsの指揮をとっていたMike Dantoniが就任した事から、アシスタント陣も元Sunsです。
アシスタントコーチの二人が、選手達の後に膝などのトリートメントをしに来るので、コミュニケーションをとるいい時間になっています。

トリートメントが終わった後の若手が、アシスタントコーチにSteve Nashの事を聞いていました。
彼の一言目は、"He is the best”
プレイはもちろんの事、自己管理から私生活まで、全ての基準が誰よりも高い、という話をしていました。無駄な脂肪は、これっぽっちも無いとも言ってましたね。
そして、彼のcore strengthの凄さを語りました。
個人的には、何でもかんでも「coreだ coreだ」という流れには若干の抵抗があるのだけれど、アシスタントコーチが話をしていたのは、彼のバランス能力の高さでした。
そうとうな量のトレーニングをしているそうです。
彼が強調したのは、それは彼がリーグに入ってきた最初から持っていたものではなく、トレーニングによって得たものだ、という事。
これは若手にはいい刺激になったと思います。

そして、"He is the best as a player, but he is even better as a person"
とも付け加えました。
他にも、シーズン途中にShaqが入ってきた時のチームに与えた影響など、興味深い話が沢山きけました。

話を聞いていて感じたのは、彼が4年間アシスタントコーチとしてチームを強豪に立て直したSunsというチームを、去った今でも愛していて、そして誇りに思っている、という事。
話している顔が、自分の子供や孫の話をする親もしくは祖父母、って感じでしたもの。
いいな、こういうの、と思いました。

名コーチを迎え、PGも新しくなったKnicks。
染み付いてしまった負け癖を払拭するのは簡単ではないだろうけれど、プレイヤー達は口をそろえてwe are in the right directionとインタビューに答えています。

開幕まで、あと一ヶ月強。
その一年目、どうなる事でしょう。
by u2k_maru | 2008-09-20 07:40 | Knicks
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