未来予想図

Dream Come Trueの唄です(よね?)が、曲名とグループ名の関係が素敵だな、とふと思いました。
自分の描く未来予想図。
どんなに大まかに描いたって、何枚もの違った予想図たち。
でも、そんな中に一つ、これだったら、きっとベストだ。と言える予想図が描けました。
これは自分の中では、大きな進歩だと思う。

週末の更新です。
まとまらない事を先に宣言しておきます。

Euro Basketball
今週は、木曜日から土曜日にかけて3日間、ATTACK ATHLETICSがバスケットボールのイベントの会場となりました。
ヨーロッパでのプレイを目指すプレイヤー達が集まり、チームに分けられて試合をし、その試合を録画したものをヨーロッパのチームのスカウト達に送りチャンスを創り出す。
という趣旨。
話によるとNBDLや、アメリカ国内のマイナーリーグのスカウト達も来ていたようです。
選手達の中には、NBDLを初め、海外でのプロ経験のある選手達もいて、個人個人の能力はそれなりの高さ。

自分はAthletic Trainerとして全日程を一人でカバーしたのだけれど、一番大変だったのが、施設(Attack Athletics)のルールと、大会側(運営サイド&プレイヤー達)の主張のズレ。
それに板ばさみの自分。
最たる例はアイシング。
当然、怪我したプレイヤーのためにアイスは準備してあるけれど、これはあくまで怪我の為。
試合後のクールダウン用にアイスが欲しい、というお願いは聞き入れない、というのが施設を貸す側のルール。施設にある備品は、例えアイスバッグ一つであろうと、NBA選手を始めとするクライアントの為。ビジネスです。
一方、高い参加費($350)を払っているんだから、アイスぐらい提供しろ、けち臭いこと言うな、というのが大会側の主張。

自分としては、プレイヤー達が自分達の体をケアするのは大歓迎だし、自分としてはよろこんでアイスバッグを作ってあげたいのだけど、自分はこの施設で働いている以上、ここのルールに従うのがprofessionalだと思う。

実際問題、100人近くいるプレイヤー達を一人でカバーしている時点で、全員にアイスバッグを作ってラップして、なんていうのは不可能です。アイスチェストにだってそんな容量はないし、試合は一日4試合で、試合の間にはテーピングしたりゲータレードを作ったりと動き回らなければならないから、選手一人一人の要望を聞くというのは、状況を考えれば、するべきでない事。ゲームから目を離す時間は最低限にするのが自分のポリシーでもあります。

ストレッチも、頼まれても断り続けました。同じ理由です。
このイベントの目的を考えると、全てのプレイヤーに対して同じ事ができないのであれば、それが「必要」では無い限り、してはいけない、というのが個人的な見解でもありました。

一番疲れたのは、何度も何度も、この説明をする事と、不満への対応。
理解を示してくれるプレイヤーがいる一方、悪態をつくプレイヤーもいるもの。
「アイスもくれない、ストレッチもしない、お前はなんのためにいるんだ、役立たず」なんて何度言われた事か。
申し訳なかったけれど、そういう輩は一通り説明したら、無視です。
かまってられないのです。

大きな怪我は、MCL(II)と鼻の骨折。
MCLは自分がこの施設に来て(2週間)で2件目。
なんか連れて来てしまったみたいで嫌です(自分の膝も、MCL sprain)
コートに出て評価している時に、何度 "Listen to me”と言っても、やたらとわめいて話にならなかったので、つい"Shut up!!”。Daveの影響がこんな所に。まぁ彼のFから始まるオマケはついてきませんでしたが。
選手は静かになりました。
鼻の骨折は、当然だけれど血がダラダラ。
一発で骨折と分かったので、911。

木曜からの3日間、普段の仕事を午前中にした後にこのイベントをカバーしたので、ちょいと疲れましたが、大学で実習をしている時とは、全然違う環境で、いい経験でした。


アメリカで挑戦する日本人プレイヤー
さて、この3日間のイベントを楽しくしてくれたのが、2人の日本人プレイヤー。
まさか日本人が参加しているとは思わなかったので、驚きましたが、それは彼らにとっても同じ事のようでした。
二人ともコーチに恵まれずにバスケット以外の所で戦わなければならなかったのが気の毒だったけれど、これもアメリカに挑戦する事の一部なんでしょう。
自分達の一回りも二回りも大きなアメリカ人を相手に、日本人らしいバスケットで闘う二人の姿は、自分の心を熱くしました。
左ひざが疼いたのは言うまでもありません。
2日目の夜は一緒に遅い晩御飯を食べて、楽しいひと時を過ごしました。
再会と、彼らの武運を祈ります。

さて、彼らにあう2日前には、また別の日本人プレイヤーが。
WNBA、Phoenix Mercuryでプレーする大神選手。
Chicago Skyとのゲームの為にシカゴに来ていて、チーム練習がATTACKで行われました。
自分はクライアントと一緒に働いていたので、ちらっとしか練習風景を見ることはできませんでしたが。
もし話しかける機会があったとしても、話しかけなかったかもしれません。
邪魔したくないな、って気持ちのほうが強く働きます。
上に書いた二人は、彼らから話かけてきてくれたので良かったです。


2008年ドラフト
ArkansasのエースだったSonny Weemsは、ブルズにドラフトされた後に、ナゲッツにトレード。A.Iversonとプレイする事に。
彼は、実習生だった自分を色々と気遣ってくれました。
遠征の時に飛行機やバスの席を自分の為に空けていておいてくれたり、実習が始まったばかりでまだチームに馴染んでなかった時は、用がなくても、練習中だろうと ”Yusuke” と声をかけてくれて、自分がチームの一員になるのを助けてくれました。
彼のポテンシャルはまだまだ眠っているはず。
それを開花させた彼の姿をNBAのコートで見るのが楽しみ。

一位指名権を持っていたブルズは、Drick Roseを獲りました。個人的にはMichael Beaseryかと思っていたけれど。他にもEric Gordon、OJ Mayoと、間違いなく豊作と言われるであろう今年のドラフト。カレッジバスケに関わっていた分、今年のルーキー達の活躍は楽しみです。


ホームシック
なんて大げさなものではないですが。
どれだけ充実した時間を過ごしていたとしても、一年に一度は日本に帰りたい。
前回の帰国から一年以上になります。
昨日、運転中にドラえもんの事を無意識に考えていた自分が笑えました。
夏祭りに行きたい。


今日で一日充電して、また来週に備えます。
それでは。
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# by u2k_maru | 2008-06-30 02:08 | その他

明と暗とは言い切れない。
だけど、そこにある大きな差には、なかなか慣れない。

インターンをしているAttack Athleticsは、シカゴのDowntownに位置しています。
ただ、その建物の中の質と立地場所には大きな差が。
何億というお金を稼ぎ出す選手達がトレーニングをしていて、そしてその選手達に見合っただけの施設。
そんな煌びやかな場所から一ブロック離れると、一人では歩きたくない環境。
ストリートには、特別な目的もなく(ように自分からは見えます)誰と話をするでもなく佇んいる人達や、ぼろぼろの服に身を包んで荷台を引き、どこかに向かう人達。

通勤にはそういうストリートを車で通るのだけれど、特に帰途には、一分前まで居た場所との大きな違いに、日本では感じた事の無い思いを抱く。
それは哀れみでも恐怖でもありません。
貧富の差、というにはあまりに極端だし例外だと思うので、アメリカの社会問題とか、そういう事でもないと思う。
自分でもよく分からないです。



さて、今週末のプランは膝を出来るだけ休めることと、解剖学の復習でした。

膝の回復はぼちぼち。
来週からは、もう少しアグレッシブなリハビリに取り掛かろうと思います。

勉強の方は、ひたすら解剖学。
どれだけ正確に人の体を理解しているか、が今のインターンでの学習を最大限に活かす鍵。
せっかく復習するなら、形に残そうと思いpower pointを使ってまとめています。
いい写真をネットで拾っては貼り付け、起始と停止、神経支配と基本事項を。
後で少しずつ情報を付け足していく事もパソコンを使えば簡単だし、今はしつこいくらいに基本を固めよーと思います。

それでは、また一週間がんばりましょー。
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# by u2k_maru | 2008-06-23 07:03 | その他

ギャップ

他人からの視点と自分の内からの視点。

自分をより正確に見ているのはどちらだろう。

最近、自分自身に対する評価と、他人からの評価のギャップを感じる事が多い。
人間だもの、やはり褒められれば嬉しい。大概の場合は。
でも、過大評価されることは、過小評価されるよりも、心地がよくない。

自分の知っている足りない部分、そして自分を思ってくれる他者からのアドバイスを頼りに、
一つずつ埋めていけば、このギャップを感じる事は少なくなるのかな。


金曜日は一週間の中で、最も流れがゆっくり。
時間がたっぷりあったので、PTのDave(UofAでお世話になったATもDaveでした。Daveという名には、素敵な縁があるようです)から、色々な手技を教えてもらいました。
彼自身がモデルになってくれてのHands on。
手の置き位置、プレッシャーの強さや方向を指導してもらいながら、彼の足首と腰に対してアプローチ。
彼の手助けによる部分がかなり大きいけれど、それでも、結果を手で感じる事ができたのは大きな感動でした。


ここでのインターンで、給料は発生していません。
自分が勝手に、「給料も何も要らないから働かせてくれ」と手紙を書いたので、最初からそのつもりだったし、ここで積んでいる経験は、自分がお金を払ってでも余りあるもの。

昨日、Daveが「お金が必要だったら正直に言えよ」と言ってくれました。
自分をNon-paied Internshipの立場から変えるように、上にかけあってくれるみたい。
そのときに色々と嬉しい事を言って貰えたのだけれど、まぁそれが一番最初の数文の理由の一つでもあります。

"Do you need money?"
と聞かれて、
"Yes"と答えられないのは日本人だからでしょうか。
でも、逆に無給での経験を積む事はハングリー精神を失わない為にいいのかも、なんて思ったりします。
なんて脛をかじり続けている両親に面と向かって言えませんが。。。



一週間を通して、手を使いに使ったので特に親指が疲労しています。
アスリートの体がデカイ、というのも理由の一つだけど、それ以上に無駄な力が加わっているんでしょう、きっと。
それは、試行錯誤を繰り返した上での経験で、きっと解決されるはず。
とりあえずは、この週末で体はゆっくり休め、頭は働かせて、来週に備えます。
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# by u2k_maru | 2008-06-22 04:24 | ATTACK ATHLETICS

next level

"I’ll take you to the next level"

主に学んでいるのはフルタイムのPTから(若いけど、かなり名のしれた人みたい)。
彼に言われた言葉です。

今、学んでいる事の殆どは、今まで習った基本の応用。
ここでインターンを始めてから1週間強だけれど、何か月分もの刺激がある。
それと同時に、まだ学生の頃にここで少しの間だけでも学べていたら、
今まで接したアスリート達の手助けにもっとなったんだろうな、ってつくづく思う。
すまぬ、未熟者だった。って。

大学でバスケをしていた時に、「ゆっけは教わるのが上手」と言われた事があります。
それは決して、飲み込みがいいとかじゃなく、教わる姿勢について。
この施設でも、上に書いたPTから同じような事を言われました。
Good leanerだって。
大してないと思っていた、自分の長所なのかもしれません。
留まる事なく成長し続けていきたい。

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今のところ、この施設にはフルタイムのATがいません。
施設内のATRはまだ工事中なのだけれど、今日Timに声をかけられて、
ATRに欲しいものを注文するから、リストアップして。と言われました。
何か月分?と聞いたら3か月分と。

やはり、ここでも役に立つのが、学生の時にバスケットボールチームで実習をしていた事。
何がどれだけ必要か、すぐにイメージが沸きます。
もちろん、計算も後からするけれど。

将来つきたいスポーツがあるなら、何があっても学生の時にそのスポーツで実習をする事が大事だとつくづく思う。
あの経験がなかったら、ここでもインターン出来てなかったと思うし、インターンが始まってからも、どれだけ助けられている事か。
2年前に粘って担当スポーツの変更を訴えてよかった、って最近よく思います。

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スタッフの一人と話をしている時に、Arkansasの話になり、そのスタッフはうちのプレイヤー達を殆ど知っていました。
ウチ一人はシカゴ出身で、もう一人は今ドラフトでNBAに行くので驚きはしなかったけれど、まさか他のメンバーまで知っているとは。嬉しくなっちゃいました。
プロの目からみての彼らのNBAへの可能性も聞けて良かったです。

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さて、自分はシカゴにどのくらい滞在するのでしょうか。
Timにはいたいだけ居ていい、と言ってもらえているし、
上に書いたPTからは、彼の新しいビジネスにATとして参加しないか、と声をかけてもらいました。
NBAのトップ選手のリハビリを勤める彼の元で働けたら、それは素晴らしい経験になると思う。

とりあえず、今月中にははっきりさせたいところです。
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# by u2k_maru | 2008-06-20 10:55 | ATTACK ATHLETICS

月曜日

月曜日に対する感覚が、学生の頃とはちょっと違う。
そしてそれがちょっと嬉しい月曜の朝。

窓から差し込む朝日に目が覚めたのは、セットした早めの目覚ましよりも、さらにちょっと前。
渋滞を避ける為+インターン先の近くでインターネットが使える場所を探したかったので、早朝に出発。


やはり渋滞がないと、通常の半分くらいの時間で着きます。
ガソリン代も浮くので、財布にも優しく、地球にも優しい。
早起きは、ですね。

そして、インターン先の近くにネットが使えるマクドナルドも発見。
これは順調だ、と思いきや、入り口にたむろする人々。
日本でもアメリカでも田舎出身の自分ですが、隙をみせまいと堂々と行こうとしたら、
彼ら、自分のために入り口のドアを開けてくれるではありませんか。

なんだ、いいヤツらじゃん。

と思った矢先、

「Money」

ごめんね、現金は持ってないんだと断りましたが、
こういう場所でパソコンを開いたりしたらマズい予感がしたので、コーヒーだけ買って退散。

都会は勝手が違います。


さて、今日も色々と新しいテクニックを学びました。
自分とフルタイムのPT、そしてマッサージセラピストの三人で選手達を担当するのだけれど、やはり経験の差は大きい。
自分が今まで培ってきたものが十分に通じる部分も多少はあれど、全然甘かった部分が浮き彫りになります。

でも、やはり全ては基本に通じていて、自分の知らなかったテクニック等を見たり教えてもらったりしても、斬新というよりも、「なるほど」という感じ。
自分の積み上げてきたものが、徐々に繋がってきている感覚がします。
新しい事は毎日学んでいるけれど、それと同時に基本も、もっともっと固めていこう。

PTと一緒に働いていると、モダリティーを一切使わない分、一人一人の選手にかける時間が長い事に驚く。
今日は肩が張っている、と訴えた選手に対して1時間ほどのアプローチ。
それこそ、足から始まって、首まで。
可動域は、目に見えて改善されました。

スポーツの現場に携わるのは、本当に好きだけれど、こうやって一人のクライアントに対してじっくり時間をかける、っていうのは現場のATにはなかなか出来ない事です。
うらやましくも思いました。

全ての選手が終わった後は、ここの主であるTimと洗濯物。
普段、なかなか話す機会はないので、格好の機会。
洗濯物に行こうとしているTimを目ざとく発見しました。

このTim、本当に自分の仕事を選びません。
選手の指導はもちろん、練習後の選手のアイシングからごみ拾い、洗濯物まで。

その事を話していたら、
「誰がどの仕事をするなんて、俺は気にしない。その仕事が遂行さえされれば、関係ないよ。」
って言ってました。

自分の今のところの仕事についても、嬉しいコメントをもらえました。
「いつまでも居ていいよ」と言ってもらえたけれど、まだ言葉に甘えるわけにはいきません。

Timは目の力が強くて、とても雰囲気というかオーラのある人。
洗濯物を畳んでいるとき、裏返しになったままの選手の靴下を直しながら、「xxxx(選手の名前)。。。」と呟きながら、「まったくもう」という顔をしている彼をみて、ああ、この人は本当にここの仕事が、選手の指導に限らず、好きなんだなぁって思った。


自分は将来、どういう場所を自分の場所に選ぶんだろう。
彼のような表情ができれば、それはきっと、幸せなんだろう。
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# by u2k_maru | 2008-06-17 11:36 | ATTACK ATHLETICS