「ほっ」と。キャンペーン

<   2009年 01月 ( 12 )   > この月の画像一覧

嬉しい偶然

チームのメディカルスタッフ相手のプレゼンテーションが近づいてきました。
最初はKnicksの内だけだったのが、Rangersのメディカルスタッフも聞きに来る事になり、Strength coach達も、じゃあ俺も、みたいな感じで聞きにくるそうです。
そして、今度は録画をされることになりました。
この録画については、ちょっと事情があるのですが、まぁプレッシャーは大きくなればなるほどいい経験になるので、良い事です。

これはもう一段階、気合を入れねば、という事で、仕事の後はAssistant trainerのAnthonyのワークアウトの誘いを断り、図書館に直行。
今日は閉館が9時までだったので、8時過ぎまで図書館で過ごし、その後に施設に戻って1人でワークアウトとバスケをしてきました。

図書館で、ちょっと煮詰ってしまっていたアイデアも、コートでボールを突きながら1人でクルクルと走ったり回ったり飛んだりしていると、結構整理されました。

ワークアウトを終えて、食堂に寄って、残り物で遅い夕食。
食べてる間にESPNでも、と思ってテレビをつけると、見慣れた選手が飛び込んできました。

今日はESPNで、University of Arkansasのホームゲームが放送されていました。
最近はちょっと考えることも多めで、スケジュールのチェックを怠っていました。
普段と違う生活パターンをした事で生まれた、幸運な偶然です。

全米#4のOklahomaと#7のTexasを破ったRazorbacksですが、SECカンファレンスが始まってからは、勝ちナシの4連敗。
SECの厳しさは去年彼らと一緒に過ごしたので十分に知っているつもりですが、なんとか一勝が必要だった今日のAlabama戦。

今年のArkansasのバックコートは、フレッシュマンコンビ。
彼らの活躍は素晴らしかったです。
PGはキャリアハイに迫る10アシスト、SGはキャリアハイの26得点。
この二人は、去年自分が卒業した後にヘッドトレーナーのDaveを手伝った時などに見てたので、その素質は知っていましたが、見事な活躍で、チームを勝利に導きました。

自分が去年一緒に過ごした選手達も、確かな成長の跡を見せてくれて、終始鳥肌が立ちっぱなしでした。

コーチや、チームマネージャー達の姿も久々にみれてよかったです。

偶然、といえばそれまでですが、あまりに出来すぎているので、"もうちょい気合いれろ"という、自分の数ある原点の一つである、あのチームからのメッセージと受け取ります。
[PR]
by u2k_maru | 2009-01-30 14:49 | Basketball

Happy New Year

Chinese New Year。
華人正月と書くようで、一日ではなく、1月21日から2月19日までの期間をさすようです。

そんなChinese New Yearの中、迎えた相手はYao Ming率いるHouston Rockets。
Yao Mingが来た為か、他のチームが来てもそうなったのかは分かりませんが、演出がかなり中国使用でした。

スクリーンには大きく中国語でHappy New Yearと出てきたり、ハーフタイムの出し物は、中国の伝統的な(感じの)獅子の着ぐるみと人のダンスがあったり。

スターティングメンバーの選手紹介が中国語で行われたのもびっくり。
選手達は、誰が紹介されているのか検討がつかず(自分もですが)、皆で顔を見合わせて、最後の最後で英語で名前が呼ばれて、”俺か!”みたいな感じで飛び出していきました。
何人もの選手達に、何ていっているかを聞かれたけれど、残念ながらさっぱりでした。

肝心のYao Mingは欠場。
会場に駆けつけた中国人ファンは、さぞかしがっかりしたと思いますが、自分たちは大喜びです。
昨シーズンRocketsは、脅威の22連勝を飾り、その連勝の後半半分をYao抜きで勝ち続けたので、RocketsはYaoがいた方が良いのか、そうでないのか、という議論もあったけれど、対戦相手からすると、やはりYaoがいない方が助かります。
特に、Knicksのようにインサイドのサイズがないチームにとっては。

試合は、後半の大部分をリードされる厳しい展開だったけれど、第4Qで逆転に成功し、格上相手に、価値ある白星をあげました。
ここ数試合のKnicksは、試合の内容が良くなってきています。
負け試合でも、以前のようにズルズルと離されていく展開にはなりません。

変化の原因は、しばらくスランプに陥っていたNate Robinsonの復調と、イタリア人ルーキーGalloの復帰。
ベンチから流れを変えることができるようになったのと、8人で回していたローテーションを9人にできるのはとても大きいです。

2人の事を、書ける範囲で書こうかと思いましたが、長くなりそうなので、また今度書きます。


気が付けば、82試合あるシーズンのうち、半分以上が終わりました。
今季ニックスの目標は、上位8チームが出場できるプレイオフ進出。
プレイオフ争いのレベルが高すぎるWestと比べ、Knicksが属するEastにおいては、現在は負け越しているとはいえ十分なチャンスがあります(現在10位)。

前までは、プレイオフに出れれば、ここで働ける期間が延びるから、というのが大きな理由でしたが、今は、このチームがプレイオフに進出する事を、自分の都合無しに願っています。

http://www.youtube.com/watch?v=WDnnkT5w99o
今シーズンのKnicksのテーマソングです。
有名なラッパーによる物ですが、ウケはイマイチのようです。
でも、自分は結構好き。ちょっと外れたサビの部分とか。
[PR]
by u2k_maru | 2009-01-27 16:01 | Knicks

ひゃー

最近、家主のDaveは新しい笑い方に目覚めたようです。
もともと、物凄く声が大きくて(この前は、怒鳴ってるかと思ったら奥さんと普通に会話してた)、笑い方も素晴らしく豪快なのですが、最近は今までの笑いが出る前に、ヒィーだかヒャーだかアーだか区別のつかないかん高い声(?)を数秒発してから、笑い出します。

Hya-----AHAHAHAHA てな感じです。

自分は地下室に住んでいて、真上がリビングルーム。
Daveのいとこがここ数ヶ月滞在している事もあり、彼らは結構遅くまでリビングで談笑しています。
共同生活をしている以上、生活時間のズレは仕方がないですし、彼らの声は結構響きますが、まぁ慣れました。
笑うのはいいことですしね。

大事なテストの前夜のことです。
彼は何かがツボだったらしく、一晩中Hya-が響きつづけました。
耳栓を貫いて響いてくるその声には、イライラするどころか、笑えてきました。
が、リビングルームの真上に住んでいるドイツ人女性(なんかいつも怒ってる+家主の奥さんと仲悪し)は、ブチ切れました。Fワードが地下室まで響き渡り、その後静まったので自分は眠りにつきました。
が、またHya-で目が覚めました。Cannot helpって感じなんでしょうね。
彼女は近々、引っ越すそうです。
(この女性は、毎朝、洗面所を30分以上使うので、ちょっと助かります)

Daveと奥さんは、たまーにパーティーを開きます。
地下室の真上で踊られると、天井が突き抜けてこないか軽く心配になります。
まぁ、そんなことはありえませんが。

この前は、夜通しで天井からのメキシカンな音楽+ステップが響き続けたので、さすがに参ってきましたが、
ふと気づくと、外は雨。

この雨の中、濡れずにベッドの中にいることができる、ということに感謝しよう。
そう思ったら、大して気にならなくなりました。

Goodでないことは、けっこー沢山ありますが、大抵のことはNot too badです。
[PR]
by u2k_maru | 2009-01-25 07:11 | その他

知らない方がいいこと、ってあると思う。
気が付かない方が良かったこと、っていうのもある。

と、こんな事を書くのは、気が付かなかった方が良かったな、と言う事に気が付いた(気が付いてしまった)から。
その時点で、もともと自分の中にあった訳だけど、それに気づかないままの方が良かった気がします。
これは、自分を偽る、という事なのでしょうか。
ちょっと分かりません。
で、当然、自分が気づかない方が良かった、と思うことですから、人が読むこの場に、それが何かなんて、書くつもりはありません。
なら、書かなければいいじゃん、ってなるかもしれませんが、書いておこう、という気になったので仕方ありません。

20歳の時の一年と、その時に感じていた、その数年先
25歳の今の一年と、今感じている、今後数年先
この五年間に背負ったものは、生きがい。
大げさに聞こえるかもしないけれど、自分は人生を賭けようと決めた。
決めた、というか、気が付いたら決めていた。
今はそれを担ぎきれていないだけか、それとも担ぎきるという発想が間違っているのか。

自分の願う事は、とてもシンプルなのに、
それがシンプルに響かない。人生とはそういうものなのでしょうか。
それを、シンプルにしてみせるのが、生きる、という事でしょうか。
[PR]
by u2k_maru | 2009-01-23 14:38 | 思う事

Inauguration

今日は、Presidental Inauguration, 新大統領の就任式でした。
日本でも大きなニュースになっていると思います。

44代目にして、初のAfrican American大統領。
ニックスはプレイヤーの大多数が黒人プレイヤーであることもあり、選挙前からObama氏のTシャツを着ていたり、投票日に投票に行かなかったと口を滑らせた若手が、かなり本気で叱られていたりもしました。

今日は、新大統領の演説に間に合うように練習は打ち切られ、自分も選手達と一緒にロッカールームで演説の中継を見ました。
Obama氏の自信に溢れた演説もそうですが、それ以上に心に焼きついたのは、聴衆の目に宿っていた、まさに「希望の光」。
人々のあんな目をみたのは、生まれて初めてかもしれません。


一昨日は、新大統領就任の記念コンサートのようなイベントがホワイトハウスで行われました。
それこそ、うとい自分ですら全員が分かる、壮々たるアーティストが集結しました。
一緒にワークアウトをしながら見ていたヘッドATのRogerは、出てくるメンバーの豪華さに"Oh my goodness”を連発してました。
(Beyonceがトリを飾ったことにも満足していたようです 笑)

コンサートの途中のスピーチでは、World War IIについて言及したものもありました。
かつては殺しあっていた相手の国で自分は働いていて、その国民であるRogerにとてもよく面倒をみてもらっていて、そのスピーチを一緒に聞いているという事実。
自分の知らない、多くの犠牲と努力の上にあります。
歴史に詳しくないので、軽率な発言になってしまわないか心配ですが、Rogerの隣でスピーチを聴きながら湧き上がってきた感情は、"感謝"でした。

父親から何回か言われ続けていましたが、アメリカの歴史に残る瞬間に、その国にいる、ということが、ようやく実感できました。
[PR]
by u2k_maru | 2009-01-21 11:06 | その他

Hall of Fame

自分が働いているトレーニングセンターでは、Knicksの他にLiberty(WNBA)とRangers(NHL)の練習施設も備えています。
それぞれがAT room、Weight roomを持っていて、Rangersにいたっては、当然アイスリンクもあります。
外見からは、まったく想像がつきません。

オフシーズン中のLibertyですが、選手達は個人練習を行いに、ちょくちょく現れます(コートは同じ空間)。
LibertyのアシスタントコーチのNickとは仲が良く、一緒にバスケをする事もあります。
元カレッジプレイヤーのNickはとても上手。
先日は彼に頼まれて、Libertyの選手の練習に付き合う事に。
といっても、3オン3の人数あわせですが。

2人のWNBAの選手に、Nickと自分、LibertyのヘッドAT(女性)と、もう1人の初老のおばちゃん。

自分はNickとおばちゃんと同じチーム。
自分のマッチアップは、LibertyのスタメンのSGでした。

正直、おどろきました。
スピードもカットの切れも想像以上で、なによりもスクリーンの使い方が素晴らしい。
当然、シュートの精度も抜群。
怪我をさせてくないな、なんて考えていると、簡単に捻られてしまいます。
本気でディフェンスをして、十分に楽しみました。

そして、更に驚かされたのが、自分のチームメイトのおばちゃん。
シュートは全く落とさないし、体の使い方が素晴らしく、WNBAの選手のディフェンスの上からでも得点します。初老のおばちゃんが。
トラッシュトークも激しいし、物凄く勝負にこだわるので、ミスをしようものなら、めっちゃ怒ります。久しぶりにミスを恐れてバスケをした気がします。
一回り小さいWNBAのボールを使ったので、かなり勝手が違いました。
シュートを落とせば睨まれるし、かといってシュートセレクションを逃せば、これまた怒られる。
一度ボールをぶつけられるかと思いましたもの。
ファウルを自己申告した時も、怒られました。
「ジムでピックアップをする時には正しい行為ではない」って。

物凄く巧くて怖い、初老のおばちゃん。
なんと、LibertyのGMにして、元USA Olympic teamのプレイヤー、さらにWNBAのHall of Fame(殿堂)でした。
年齢は、なんと50過ぎ。

「おばちゃん」なんて呼んだら、ぶん殴られそうです。
これだけの闘争心をもっているから、現役時代に国を代表して試合をし、殿堂入りをはたし、50歳を過ぎても選手と渡り合っているんでしょう。

バスケが終わったら
”Smaller ball is tough to control hun? but you did good job. thank you”
と笑顔で言ってくれたので、ホッとしました。
[PR]
by u2k_maru | 2009-01-19 13:19 | Knicks

プロフェッショナル

自分には、アメリカ一年目を過ごしたWinonaで出会った、特別な友人がいます。
彼の専門は、Strength & Conditioning。
自分のAthletic Trainingと、とても近い専門。
彼とは、特別よく遊んだりしたわけでもないけれど(というか、アメリカ一年目は遊ぶ余裕が無かった)、ウエイトをしにジムに行けば、ほぼ100%の確率で会ったし、体育館でも一緒にバスケをしました(遊ぶ余裕はなかったけれど、トレーニングとバスケの時間は作ってました)。
咋夏のコロラドでのシンポジウムにも、一緒に参加をしています。

自分にとって、S&Cにおいては彼の右に出る者はいません。
もちろん、今は大学院でGAをしていて、発展中の彼ですから、現時点の彼の力量を上回る人達はいるでしょう。
でも、彼のS&Cに対する、他とは一線を画した姿勢を知っているので、将来性を含めて考えると、彼が一番なのです。

とても謙虚な人なので、周りに積極的に情報を発信するタイプではないけれど、彼が年明けに書いた”Professional in S&C”という題の日記を読んで、これは多くの人にいい刺激をあたえるだろうな、と思って、了解を得て引用します。
ちなみに、関西人です。


<><><><><><><><><><><><><><><><><><><>

ほんで、今回タイトルやねんけども。

去年、色々学んで、それを振り返ってみて、ふと思ったのよ。

S&Cのプロフェッショナルってなんやろ?って

正確にいうと、S&Cのプロとアマまたは他の分野のプロ(たとえば、PT)を分けるものってなんやろってこと。

それは、もちろんトレーニングやねんけど、もっと正確にいうと科学的根拠または科学的根拠から推量される理論に基づいた知識を持ち、それをトレーニングという現場でコーチングという形を取って実践するということじゃないかなと思うねん。

そんなんわかってるわって言われそうやけど、ほんまはどれぐらいの人がちゃんとわかってるんやろ?

セミナーでトレーニングのプレゼンをみたり、トレーニングについて書かれた本を読んで、それをそのまま実行するのはアマチュアの人でも、PTの人でも筋トレとスポーツの経験があれば結構出来てしまう。

そして、これは明らかに間違ってるはず。

S&Cのプロとして、本を読んだりプレゼンを聞いたりするときは、その情報に科学的根拠があるのかどうか、または科学的根拠に基づいた理論で説明が出来るのかどうかという部分を考えなあかん。

この観点から、参考資料(英語でいうreferences)がない本は、どんなに有名な人が書いてても、どんなに良いものであっても、良い本とは決して言えへん。

セミナーなんかのプレゼンもおんなじこと。

さらに言うと、参考資料は、研究論文でなければ、これまた良い本とは決して言えへん。

参考資料のついてない本やインターネットで書いてあったことは参考資料にはならへん。

もし、参考資料にしようとしている本が、研究論文を参考資料にしているのならば、その研究論文を参考資料にしなければいけない。

個人の思いつきで物事を行うのは、アマチュア。

プロは、根拠のある知識に基づいて、物事を行う。

もちろん、すべてのことが研究で明らかになってるわけではないから、現在わかっていることに基づいて、理論的に推測をしなければならないことも多々。

経験も、もちろん大切のもののひとつ。

しかし、プロとして決して忘れてはならない根底にあるものは、科学的根拠。

経験は、それに基づいて解釈され、未来の行動に生かされていくもの。

「良いS&Cコーチ」と言うものは、科学的根拠によって物事を判断し、なおかつ豊富な経験によって、様々な状況に対応でき、トレーニングにおけるアスリートのポテンシャルを引き出せるコーチング能力のある人をいうんではないんかな。

ライセンスが無いために、誰もがS&Cコーチと名乗れるこの業界。

真のS&Cコーチを目指すならば、研究論文は必読。

そのためには、運動生理学、バイオメカニックス、解剖学、英語などなどの基本的な理解も必要不可欠。

簡単な事ではないけども、でもプロは普通の人には難しいことが出来るからプロといわれるという解釈も無きにしも非ず。

世の中に100%は絶対無いし、こんなこと書いてる自分も以上の過ちを何回も犯してきたし、これからも多かれ少なかれ、以上の過ちは犯すはず。

でも、常により良くを心がけ続けることは、プロである上での最低必要条件やと思う。

ほんまにもう一度、ようく考える必要があるんちゃうかな?

足からから足へ移動するという「特異性」の観点から、ウォーキングランジが走ることに関しては、1番のエクササイズやと思ってへん?

肩の怪我の予防やリハビリのために、rotator cuffのエクササイズばっかりやってへん?

体幹のトレーニングとして、自体重のエクササイズや腹筋やクランチとかやってへん?

不安定な表面でバランスを取って行うエクササイズは、すべてのアスリートの怪我に予防なると思ってやってへん?

野球の球を速く投げたいから、ゴルフでドライバーの飛距離を伸ばしたいからと言って、上半身のトレーニングを中心にしてへん?

卓球、スキー、バドミントン、などなど力を使うスポーツじゃないから、重い筋トレをする必要がないと思ってへん?

陸上長距離の選手やからって、軽い重さで、回数をやって筋持久力をつけるほうがいいと思ってへん?

自分が今までしてきた説明を裏付ける科学的データを自分はどれだけ知ってる?

2008年のうちで一体何個の研究論文を読んだ(要約とかではなく)?

アマチュアの人は、こんな質問にたいして、自分の思ったことを理論的に答える。

プロは、科学的根拠に基づいて理論的に答える。

2009年、そしてこれから以後ずっと、こういうことを肝に銘じてより良いプロになりたいとおもう。

<><><><><><><><><><><><><><><><><><><>

自分も、彼と同じCSCSという資格を持っていますが、自分の一番の専門ではないとはいえ、自分がおなじ資格を持っていると言う事を恥ずかしく思うくらいです。
こういう風に感じるのは、今のところ、彼に対してだけです。

資格をもっているだけで、自分は~ができると勘違いしてはいけません。
おなじ資格をもっていたとしても、そのレベルには天と地の差があります。

さて、彼の文章は、われわれATにとっても重要なことを言っています。

人の体が自然治癒力を持っている以上、そうとう大きな間違いを犯さない限り、いや、範囲内の間違いを犯したとしても、人の体は治っていきます。
素人が患部にアイスを乗っけたとしても、ある程度の炎症は抑えられてしまうわけです。

ここで、どれだけProfessionalになれるか。
どれだけ、現時点のことに疑問をもって、研究論文、つまり科学的根拠に基づいた、よりよい方法を探究しつづけるか。

全ての行為がEvidence basedになる事は難しく、時には経験と、自分の理論をもちいる必要はあります。
ですが、それは、Evidence basedを放棄する、という意味であってはいけないと思う。

よく思うことですが、自分が人にトリートメントの説明をする時に、”アメリカでは” ”NBAでは”などという言葉を使ったら、自分はお終いです。
あくまで自分の意見ですが、100年の経験より、一本の信頼できる研究論文。


今月末は、Knicksのメディカルスタッフを相手に、Pelvic girdleにおけるMuscle Imbalanceについてのプレゼンをする事になりました。
自分の興味のあった分野で、細々と独学を続けてきたので、まとめる意味でも良い機会。
ちょっと張り切ってみます。
[PR]
by u2k_maru | 2009-01-18 13:26 | 思う事

遠征の記録

日本語に復帰です。
とりあえず、自分の記録の為にも、この間の遠征について書くことにします。
だらだらといきます。

チームのEquipment manager(用具マネージャー?)が、年明けにめでたく子供を授かったので彼の代役として参加できることになった、今季最長の遠征。
5日に出発して、13日の明け方に帰ってきました。

5日
練習後、NYの練習場近くの空港に集合。
個人の荷物と、ユニフォームからトレーニング器具を含めた荷物を飛行機に積み込む。Oklahoma Cityに向けて出発。
夕方、Oklahomaの空港に着陸、誰よりも早く飛行機から降りて、飛行機からトラックへ荷物を移動。空港の係員とトラックの運転手に、どの荷物が必要で、どの荷物が選手達の乗るバスに行くのかを指示。飛行機の騒音に負けないように、怒鳴りっぱなし。
自分は、選手達の乗るバスではなく、山のような用具が積み込まれたトラックでホテルに移動。
ホテルに到着してからは、ホテルの係員達に、どの荷物をどの部屋に運ぶかを指示。
自分の部屋は、もう一つの部屋と繋がっていて、ほとんどのEquipment(荷物?器具?)は、その部屋に運び込まれます。
荷物の確認と整理をして、ホテルのジムでRoger(Head AT)とAnthony(Assistant AT)とワークアウトをして、軽く夕食を食べて就寝。

6日
朝、選手達の練習着をそれぞれの部屋に配達。
試合に使う用具(ユニフォーム、靴下やヘッドバンド、トレーニング器具、シューズケース、バックアップのシューズケース、さらにそのバックアップのシューズケース、などなど大量)を運び出して、スタジアムに向かうバスに積み込む。
10時くらいに選手もバスに乗り込み、朝のシューティングへ。
スタジアムに着いたら、自分はロッカールームのセットアップ。
ロッカーを割り当て、そこにユニフォームを掛ける。
靴下ひとつにしても、5種類以上あって、選手はそれぞれの好みがあるので、もらったメモを見ながら配分。(NBAの靴下には、種類によって異なった色のついた線がつま先に入っていて、分かりやすくなっています)
選手によっては、パッドのはいったタイツやアンダーシャツを着る選手もいるので、それらも配分。

セットアップを終えたら、コートにいって、Intern ATとしての仕事に。
練習が終わったら、選手達の使った練習着とシューズを回収。
練習着は、試合中に相手チームに洗ってもらって、次の試合地での練習に備えます。

ホテルに戻って、チームでのブランチ。
なかなか豪勢です。朝は食べる時間も場所も限られているので、ここで沢山食べます。

その後は、夕方までフリー。
自分は、やるべき事があったので、そっちの勉強をしてました。
チームバスが出発する1時間前に、ホテルのドアマンを呼んで、荷物を運び出し。
試合の直後に、次の土地へと飛ぶので、試合に出発するときにホテルをチェックアウト。
試合に使わない用具は、空港へと向かうトラックに積み込みます。

そして、試合に向けて出発。
スタジアムについたら、まずは練習着を相手チームのEquipment managerに渡して洗ってもらうように以来。
選手達が着替えているときに、違う色のシャツが欲しいなど、色々要望がでてくるので、出来る限り迅速に対応。
朝の練習の時に、一通りはセットアップしてあるので、一山過ぎれば、あとは割りと余裕ができます。
そうすると、今度はIntern ATとしての仕事にスイッチします。

試合中は、嬉しい事に選手と同じ列のベンチに座らせてもらいました。
試合中はそれほど忙しくないけれど、たまにヘッドバンドが欲しかったり、パッドの入ったアームスリーブが必要になったりすると、全速力でロッカールームに走って調達。
試合に出ている選手が何か必要な場合は、一度のタイムアウトを逃すワケにはいきません。

ハーフタイムが終わると、今度は片付けの準備。
試合と試合後に必要の無いものを、相手チームのボールボーイ達に指示して、空港に向かうトラックに運び出してもらいます。
この作業で、だいたい第3Qが終了。
第4Qには試合に復帰。

試合が終わった後は、ユニフォームを回収して枚数を数えてバッグに積み込み。
これらは、次の土地での朝のシューティングの際に、相手チームに洗ってもらいます。
試合後のトリートメントも手伝いつつ、荷物を全てトラックに積み込んで、終了。

試合が終わってスタジアムを後にするのは、夜の11時くらい。
それから、空港に向かい、トラックの荷物を飛行機に積み込みます。
日付が変わるくらいに、次の土地Dallasへ出発。

Dallasの空港に着くのは1時くらいだったでしょうか。
着陸後、だれよりも早く飛行機を折り、Oklahoma Cityに到着したときと同じ作業。
自分がホテルの部屋に着いたのは、夜中の3時くらいです。


7日
朝のシューティングの後は、自由時間。
Dallasで働いている、もろさんとお会いしました。
もろさんとは、共通の知人がいてずっと話を聞いていたので、ようやく、という感じです。
Arkansasでの元ルームメイトDustan夫妻も、1時間以上車を運転して会いに来てくれました。
この遠征中で、唯一夜遅くまで出歩きました。
とてもいい時間でした。

8日
Dallas Marvericks戦。
Oklahomaでの試合の日と、ほぼ同じスケジュールです。
試合後に、Houstonに向けて出発。

と、こんな感じで、一日置きにOklahoma→Dallas→Houston(9日10日)→New Orleans(11日12日)と4都市に移動して試合をしました。

New Orleansでの試合を終えて、NYの空港に着いたのは夜の2時過ぎ。
さらに、時差があるので1時間+。
床に着いたのは、13日の明け方でした。


Oklahoma Cityでは、Arkansasで一緒だったSteven Hillがルーキーとして契約していましたが、残念な事に自分が行く数日前に、D-leagueに送られてしまったようで再会ならず。
試合は、リーグ最低勝率のチームに第4Q前に20点差までつけられる有様。
コーチも怒り心頭でした。リンゴを壁に投げるかと思いました。
第4Qで、怒涛の追い上げを見せるも届かずに、敗北。

Dallasのゲームは実は日本のNHKで放送されました。
ここに告知するのも、なんかなぁ、という感じだったので、家族だけに連絡。
母さんは、俺の姿を確認できたようです。
このゲームが日本で放送される事をAnthonyに話したら、彼がNYの放送局に話をしてくれて、試合中、自分にカメラをアップで当てて自分の事を喋ってくれました。
上手い具合に、タイムアウト中で自分が働いている所を撮ってくれています。
これはNYの放送局なので日本で放送された物とは別ですが、今日、そのDVDのコピーをくれました。
家族に送ろうと思います。
試合は、接戦を演じたものの、最後に点を決めきれずに敗北。
Dallasのスタジアムは、音響効果があるのか、凄まじい声援でした。

Houstonは、T-macとRon Artestのスタメン二人を欠いていただけに、なんとしても勝っておきたかったのだけれど、Knicksは何故か飛車角落ちの相手に弱いのです。
この試合も例に洩れず、ロード3連敗。

ロード最終地のNew Orleans。
このロード4連戦の最終戦にして、最強の相手。
No1 PGのChris Paul率いる強豪。
が、たまに大物食いをするKnicks。
最終戦にして、ようやく白星。

試合前日の夜は、Anthonyと一緒に、アメリカ一CrazyといわれるBarbon Streetに行ってきました。この通りは、ラスベガスを除いて、アメリカでは唯一路上でお酒を飲んでいい場所。
路上で酔いつぶれて寝てる若者や、ビール片手に踊っている人達などなど。
色んなお店も大盛況でした。と、良い子向けの描写に抑えておきます。


最終戦の白星のおかげて、NYへの帰途はいい雰囲気でした。
相当タフなスケジュールだったけれど、AT以外の視点でチームに関われたこともまた、いい経験でした。
用具全てが自分の管理下にある、という責任も大きかったけれど、自分なりに工夫して仕事は果たせました。
相手チームのEquipment Managerたちとも仲良くなれたし、どうやってNBAのゲームが機能しているか、というのを、ほんの一部分でも体験できました。

このインターンでは、ATとしてだけでない、多くの機会を与えてもらっています。
[PR]
by u2k_maru | 2009-01-17 15:21 | Knicks

back to NY

I’m back from 8 days travel with team.
It is already 4 am…sun will rise soon.

This trip was called “southern swing”, which includes Oklahoma City, Dallas, Houston, and New Orleans.
We played every other day during this trip and it was very intense schedule for players and other team staff.

Since our equipment manager could not make this trip because of having new baby, I worked as an equipment manager for him as well as intern athletic trainer.
It was a lot of work and huge responsibility but I have carried out it.
It was sort of nerve-racking experience, but I enjoyed it.

I will write about this trip in detail this weekend since I have a lot of thing to do.
At that time, I will write in Japanese.

Tomorrow, we will have practice at noon.
I should go bed and take some rest.
[PR]
by u2k_maru | 2009-01-13 18:27 | Knicks

beat champion

After losing one point game with Paceres, Knicks hosted Boston Celtics, last year’s world champion.
Tough game was expected, but Knicks beat Celtics by 12 points.
Wilson Chandlar, very talented but still crude second year player, scored career high 31 points and he held his match up KG only 6 points.
Boston’s Ray Allen, one of the best shooter in NBA history, missed all his three points shoot attempts (0-9) and it helped Knicks win.
Even though his shoot was totally off today, his shooting was tremendously quick and beautiful, and he has mentality to keep shooting, that scared me.

Beating last year’s champion will give Knicks a good momentum for coming longest load trip in this season (Jan. 5 to Jan 13)
Knicks is going to play against Oklahoma City, Dallas, Houston, and New Orleans.
Luckily, I’m going to travel this longest trip with team.
I’m already packed my stuff for 8 days.
This time, I will work as an equipment manager as well as internship athletic trainer.
Having two responsibilities will make my work busier than usual for sure, but I love that.

Besides Oklahoma City, they have better record and also schedule is tough, but I hope we will win at least 2 games in this trip.
We just proved that if we play in right way, we have power to beat any team.
Go Knicks.
[PR]
by u2k_maru | 2009-01-05 14:05 | Knicks