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Shaun Livingston

シーズン開幕まで、一ヶ月を切りました。

毎日、NBA関連のニュースはチェックするのだけれど、いつも探していた情報がありました。

Shaun Livingston。
田臥勇太ファンの人ならば、名前を覚えている人もいるかもしれません。
きっと、ファンの人からは嫌われていたでしょう。
田臥選手がL.A. Clippersのキャンプに招待されていた2004年、開幕メンバー入りを争っていたのが、Shaunです。
ポジション争いをしていたプレシーズン中は、”田臥選手のライバルであるLivingstonは”という形で、日本語のニュースでも名前と成績が頻繁に載せられていました。
当時、まだ日本にいた自分は、Shaunが活躍すれば落ち込み、彼の成績がよくない時や田臥選手が彼よりも多く出場したら喜ぶ、という感じでした。
(ちなみに、彼はその年に高卒でドラフトされたルーキー)

6’7’’(201cm)のポイントガードは将来を有望視されていて、田臥とのポジション争いに勝ってロスター入りをした後は、高卒ルーキーポイントガードとしては合格点の成績を残し、このまま成長して、フランチャイズプレイヤーになれる、という評価もありました。

が、その二年後、試合中のレイアップの着地時にACL, PCL, MCL断裂、Knee dislocationという大怪我を負ってしまいます。
バスケット関係の怪我では、自分がみた中で一番大きな怪我です。

彼のリハビリに携わる機会があり、毎日顔を合わせていましたが、22歳とは思えない、立派な青年でした。
リハビリの時期の精神的に辛い時期だったのにも関わらず、謙虚であり、他人に気の配れる選手で、感心させられました。
リハビリに対する姿勢も素晴らしいものがありました。



その彼が、術後19ヶ月にして、ついにNBAの舞台に返り咲けそうです。
(最初にアップしたとき、19週間って書き間違えしてました。恥ずかしい。。。)
http://www.nba.com/heat/news/heat_sign_shaun_livingston.html

これからロスター入りをかけた争いが始まりますが、彼には何としても生き残ってほしい。
彼の苦労が、リハビリの為に流した汗が報われますように。

Knicksの開幕戦は、本拠地でHeatを迎えます。
その中に彼の姿がありますように。
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by u2k_maru | 2008-10-06 09:58 | Basketball

引越し

引越しといっても、同じ家の中の、別の部屋です。
元々自分が入る予定だった部屋の元住人が出て行ったので、それまで借りていた別の空き部屋から移動です。
自分が住んでいた部屋には、新しい住人が入ってくるらしいです。
どんな人でしょうか。

さて、これから半年間お世話になるであろう部屋は、Basement(地下室)です。
個人的には今まで住んでいた2階の部屋の方が(ちょっとだけ狭いけれど)、換気もよく、窓からは森が見えていてよかったのですが。
まぁ、しかたないです。
大きな棚が備え付けてありますが、その他の収納スペースはゼロ。
上手く部屋を片付けなければいけません。
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散らかっています。

よい点としては、Basementには洗濯機があって、それが使えるようになりました。
コインランドリーで洗濯物って、結構時間を使うので、いい事です。

それと、前の住人が、簡易ベッドを残していってくれました。
なにやら病院とかで使われているようなものらしいのだけれど、
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こんなベッドです。

床に寝袋で寝るよりも、数倍快適です。寝袋生活から脱出。
明日は、前にお世話になったフィオナの友達がコンピューターデスクとテーブルを貸してくれる、というので受け取りにいってきます。

生活の環境は十分だけれど、満足とはいいません。
一つのバスルームをシェアするので、朝は顔洗ってコンタクトをつけたいだけなのに45分待ったり、キッチンも思うように使えなかったり。
地下室なので、上で人が歩いたりすると、物凄く響きます。
今朝、誰かは知らないけれど麻の4時くらいに起きだして活動を始めたらしく、自分はてっきり朝かと思って起きてしまいました。
でも、それが今の身分には相応だと思うし、そうあるべきだとも思います。

いつか、自分の好きなように、好きな人と一緒に生活をする。
質素な生活だとしても、それの幸せを味わう準備はバッチリです。
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by u2k_maru | 2008-10-04 00:50 | その他

侍ハードラー

自分が彼のブログを読み始めたのは、数年前になります。
正直にいうと、自分は陸上にあまり興味はありません。
それでも、彼の書く文章は、たとえその陸上の話だとしても、読み入ってしまいます。
また、彼の文章は非常に多岐に渡り、彼の世間に対する考察や、経済の話まで広がります。
彼の陸上だけに固執せずに経済や投資に視野を向け、行動に移す姿勢にも、惹かれます。
自分にないものだからでしょう。

やはり自分の専門上、彼のブログで一番興味を引かれるのは、トレーニングの話。
彼の文章に記されている体の感覚の話は、彼の感覚のままに書かれているのですが、言っているイメージが(もしかしたら全然違うのかもしれないけれど)なんとなく分かるのです。「でんでん太鼓の支持棒が折れかかっているような感覚」とか、「力みあっての解放」などなど。自分もトレーニングをする時には、どれだけの重さを上げるか、という事よりも、そのトレーニング後の体の感覚とバスケットへの影響に意識を置いています。

先のオリンピックで思うような結果、期待されていたような結果を残せず、その後旅に出た為末選手。
自分も、世間と同じように、彼の引退を予感していました。
正直、選手としては年齢の事もあり、陸上に関しては素人ですが、引き際なのかな、とも思いましたし。

が、今朝の彼のブログを読んで、彼の事がより好きになりました。
「この人、かっこいい」と思いました。
自分の解釈は入れたくないので、引用します。
(為末大オフィシャルサイト「侍ハードラー」より)

選手としてではなくコーチとして言わせてもらうなら、ここが引き際です。

 オリンピックが終わってから、いろんな所に行きました。万里の長城を登っていく時に、肩の位置が前に行き過ぎているような気がしました。もっと真横で上下に振ったらどうなんだろうと、腕を振りながら万里の長城を登っていきました。
 マチュピチュまでの道のりで、階段を上がる時に膝が後ろに残っているような気がしました。前に少し動かしてみると、上がりやすいうえに、内転筋に力が入りやすいような気がします。次の日、高山病と内転筋の筋肉痛に見舞われました。

 離れられないのです。何をしていても頭がそれでいっぱいになってしまいます。すがすがしいなんてとんでもない。できる事なら、もう一度今年の3月に戻ってやり直したいと思っています。それにそこからならメダルが取れたはずだと自分で信じきっています。もっと力が出るのではないか。痛いってことは足が付いている証拠じゃないか。世界のいろんなところを回っていながら、ずっとウサイン・ボルトがなぜ速いのかを考えていました。


分かります。
自分と彼とでは、その競技レベルだって違うし、積み上げてきたものだって全然比べ物になりません。
でも、分かります。
どこに居たって、何をしていたって、バスケットのことが頭から離れる事はありません。
もし、もう一度バスケットを始めたころに戻れれば、今以上のプレイヤーになれる自信だってあります。
あれだけ苦しんだり、悩んだりしても、それでもあの頃に戻りたい。
無理だ、と分かっていても諦めはつかないんです。
だから、四捨五入すれば30になる年になったって、プロのプレイヤーじゃなくたって、ずっと上を見続けるんだと思います。


 私はカール・ルイスにはなれませんでした。才能の大方の部分は出し尽くしました。スポーツで日本中の、世界中のスターになりたいと思い続けてきましたが、もうそんなポテンシャルは残っていません。
足は痛むし、練習もそんなにできない。若い選手にも追い抜かれていく事でしょう。せっかくもらったネームバリューというものも無くしていってしまうでしょう。

でももうそんな事どうでもいいんです。もともと後からもらったものですから、それは返せばいい。そんな事より、早く冬の練習に入って、腕の位置を横に直して、膝を前にしたい。痛みをコントロールするやり方を試したい。何より今すぐ走りたい。もしかしたら、前より速くなれるかもしれないのだから。

 ”勝つ為末”が好きだった方には申し訳ないですが、これからは度々負けるかもしれません。いえ、全然勝てなくなるかもしれません。それどころかすぐ壊れてしまって試合に出られない事も多くなるでしょう。それでも応援してくださる方、これからもよろしくお願いします。勝てなくてもいけるところまでいってみせます。



自分の引き際は、いつだろう、と考えます。
きっと、コートの上で自分を自分の思うように表現できなくなった時でしょうか。
そんな自分を自分で感じたくないし晒したくない。という気持ちはあります。
口先だけでなく、それこそ真剣にスポーツに取り組んだ人なら、この考え方は分かると思います。

ましては、プロ選手となれば、周りからの視線や評価なども付いてまわる。
それでも、それを受け止めて、競技を続ける事を決意した為末選手。

彼の今回のエントリーは、次の言葉で締めくくられています。

未だアキレス腱も膝も腰も痛みますが、痛みと共に生きるというのも一興だと覚悟を決めました。現役を続行します。次に引退を思う時は足が完全に壊れた時です

彼には、もちろん考え抜いての決断でしょうし、きっと彼は否定するだろうけれど、「達観」という言葉が似合います。

彼のブログの全文を読みたいかたは、こちらへどうぞ。おすすめです。
現役
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by u2k_maru | 2008-10-02 03:21 | 思う事