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家なき子

ニューヨークに到着して2日。
少しずつ、街や道路が把握できてきました。

まだ働きはじめるまで時間があるので、最優先事項は、住む場所を決める事。
郊外と言えど、ニューヨーク。
そして郊外と言えど物価が高いと言われるこの地域で、一人でアパートを借りようすると1000ドルを超えます。
到底不可能なので、ルームシェア。

とはいえ、知り合いは一人もいない街。
ルームメイトを募集している情報をネットで集めて、条件に合う募集に連絡を取り、見に行く。という流れです。
リスクは当然ありますが、それを見極めるのも生活の力というもの。

とりあえず今日は、二件を見てきました。
最初の一件目で、かなり当たりが来たようなので大分気が楽になりました。

家が決まるまでは、ホテル/モーテル暮らし。
車に大量の荷物を積んでいるから、安くても危ない所には泊められないし、
部屋や街の情報収集の為に、インターネットが使えないと困る。
という事で、少々値がはる所に滞在せざるを得ません。
Pricelineという、先輩に教わったサイト(部屋の競売みたいな感じ)を使って、いい場所に本来の半額以下で泊まっているけれど、それでも元が高いのです。

という訳で、今日は夕飯抜き。
止まった周辺には、食べる所はなさそうだし、ホテルに入っているレストランは高め。
お腹がすいております。

体が鈍ってはいかんと、YoutubeでCP3やD-wadeの動画を見ながら、部屋で軽いトレーニングをしたのだけれど、それが空腹に拍車をかけています。
ああ、早くバスケがしたいな。ニューヨークでのバスケデビューはいつでしょうか。

腹が減っては戦が出来ぬ、とは言うけれど、
ハングリー精神は、満たされている環境だと鈍ってしまう気もします。
まぁ、状況ゆえとはいえ、いい部屋に泊まっている罪悪感を和らげているわけです。

この街に留まるのは、来年の5月まで。
この街での生活は、複数の意味で、「最後の」という詞がつきます。
それは、自分で選択してそうするモノや、自分には選択の余地がないモノもあります。
それらを悔いない形で終わらせる事ができるようにしたいものです。
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by u2k_maru | 2008-09-13 11:57 | その他

NY到着

無事に、到着しました。
予定時間よりも時間がかかったので、「もしかして自分、逆方向に走ってるのでは」という普通ではありえない疑問がよぎりました(自分にとっては普通ではないとは言い切れない)。
まぁ、さすがにそんな展開にはなりませんでした。

自分が主に働く場所は、Tarrytownという街にあるMadison Square Training Centerという施設。そこで練習が行われます。
とりあえず、建物を確認しておこうと思い、前日にgoogle mapで行き先を確認してメモしておきました。

そのメモの通りに進むと、行き着いた先は、どーんと広がる川。
確認してメモしたものは、Tarrytownの地理上の中心地への行き方だったようです。
前にも、同じミスをしてます。目的地ではなく、その目的地がある街の中心部に辿りつく。
きっと、google mapが悪いんでしょう。
きっと、皆も同じミスをしたことがあるはずです。

とりあえず、建物確認は再確認して明日する事にして、街の様子をみて回りました。
”新しい街についたら、まずは酒場に”
というのはドラクエを筆頭とするRPGの鉄則。
それにならい、自分は”わさび wasabi”と書かれた日本語レストランに。

やはり、日本人が生活する上に必要な情報は日本人から聞くのが一番だと思ったし、今の一番の優先順位である住む場所の確保に繋がるかもしれない。

店の見た目からして、日本人が経営しているようだったので、多少の出費は覚悟して乗り込みました。

ウエイトレスの人たちは、最初英語で話してきたので、こちらも英語で対応。
見た目からはアジア人とは分かれど、どこの国の人かは不明。
おそらく、向こうとしても同じ。

ちょっと様子見をしていると、向こうから話かけてきて、中国人だと判明。
世間話をしつつも、自分の視線は、寿司を握る大将に。
見た目は、とても日本人っぽい。
向こうも、こっちを気にしているのが分かり、おぉ、彼は日本人だろうと。
「カウンターにいって、話してみようかな」
「マスターって呼ぶべきか、大将と呼ぶべきか」
と色々考えていた矢先に気づいたのは、
大将の頭にしている鉢巻。

「必勝」

日本人である確率、一気に半減。
日本の寿司職人、あんまり必勝鉢巻はしません。

結局、店の人はみな中国の人でした。
高い出費は、残念ながら実りませんでした。

とりあえずは、ホテルで住む所の情報を集め、
いくつかは電話でやりとり。

早く落ち着きたいものです。


自分がNY入りをしたのは、9月11日でした。
朝、ペンシルバニアのモーテルを出る前に珈琲を飲んでいた時にそのニュースを聞くまで意識をしていませんでした。

自分の事に手一杯である事に気づき、あぁ、こんなんじゃいかんな、と思い知ったわけです。
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by u2k_maru | 2008-09-12 13:26 |

さよならシカゴ

約3ヶ月、と思ったけれど、ぴったり3ヶ月。
6月10日に到着したシカゴ。9月10日に去りました。
MCL損傷により、ビッコをひいてATTACK ATHLETICSの門を開けたのが、昨日の事のよう。

行き先は、ニューヨーク。
程よく雲が浮かんだ秋空の下、あっこちゃんとケンさんに見送ってもらい、出発しました。
途中UICで働くマサさんのオフィスによって挨拶をして、Chicago→Indiana→Ohio→Pennsylvania→New Jersey→New Yorkと、約14時間のドライブ。
目的地に夜遅くついても意味がないので、途中で一泊するPennsylvaniaのモーテルからの更新です。

この3ヶ月間、ATTACK ATHLETICSでの経験以外に、素敵な出会い、再会がありました。
新しい環境と人間関係から得た、新しいモノの考え方や見方。

ATとしてだけでなく、シカゴの、そして人生の先輩でもあるマサさんからは、多くを学び、そして相談にもたくさん乗ってもらいました。結構な回数、一緒にバスケもできました。
再会したウィノナ仲間のあっこちゃんとトモ君には、生活面で言葉に表せない程お世話になったし、よく笑いました。自分とは正反対の性格と異なる視点+人生経験を持つケンさんと話をすると気づかされる事が多く、楽しかったです。
シカゴでの3ヶ月が、ほんとうに鮮やかな思い出となったのは、仕事だけでない部分が色を添えてくれたから。
ありがとう。ありがとうございました。

皆からもらったものは、新天地で自分を支えてくれます。

また、会えるのを楽しみにしてます。
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by u2k_maru | 2008-09-11 13:24 |

ATTACK ATHLETICS

先週の金曜日、約3ヶ月間お世話になったATTACK ATHETICSでのインターンを終了しました。
時期的にも、クライアントである選手達がそれぞれのチームに戻っていく時期だったので、タイミングは悪くなかったと思います。

ここで学んだことは、計り知れません。

D. Wadeの肩のリハビリを担当した事で知られているPTのDaveからは、多くのmanual therapyを、時には特別に時間をとってもらって教えてもらったりして、それまでの自分になく、欲していた、選手の痛みや不快感を取り除く力をつける事ができたと思います。
もちろん、レベルはまだまだ大したものではありませんが。
自分は結局ニックスを選びましたが、彼の元での仕事もオファーしてくれる等、とてもいい関係が築けました。

そして、Tim Grover。
まだ日本にいた頃に読んだ彼の著書、「Jump Attack」は確実に自分のバスケットスキルを変え、そしてそれはアメリカでの自分の位置を確立する大きな助けになりました。
そして実際に彼の元で働ける事になり、たった三ヶ月間だったけれど、何が彼を特別にしているか、を肌で感じる事ができました。

先週、自分が8時前に仕事場について、指紋で反応する駐車場の門が開くのを待っていると、施設の周り(柵の外)のゴミ拾いをしている人影を見ました。
それがこの施設の主であるTimだと分かった時には驚きました。
他のスタッフが通勤する前に、手袋をし、ゴミ箱を片手に施設周りの掃除をする。
ごみ拾いなんて、インターンの自分に命じてしまえば、自分の手を汚さなくて済むし、普段あんなに忙しい自分のメインの仕事に時間を割ける。
でも、彼はそういう事すら、全て自分でやります。
やる事が、すべて徹底しているんです。内容に問わず。

家で行われたパーティーに招待してくれたり、”お前は痩せ過ぎだ、もっと食べろ”と食べ物を持たせてくれたりと、仕事以外でも、とてもよく面倒をみてくれました。

多くのNBA選手に接する事ができ、しかも自分に責任を持たせてもらって彼らのケアをする事が出来たのも、他では出来ない経験です。

ニックスでのインターンを決定付けられたのも、彼の最後の一押しがあったからだと思っています。

ニックスでのインターンも、その先のキャリアも、彼の元で働いたという事実に恥じないよう、プロ意識をもって進んでいきたいと思います。



さて、ニックスのインターンが決まりましたが、この結果に至るまでの過程を、別のブログにこっそりと約一年間、記録してきました。
自分の記録としての目的もありますが、それと同時に、自分と同じ目標を持っている人、これから持つ人に参考になれば、と思い、結果はどうであれ(幸い、たどり着きましたが)公開するつもりでした。

名前は、「半熟卵」というぬるいタイトルのこのブログとは違い、ちょっとかっこつけました。
「夢を追う」という意味の中国です。(英語のタイトルは自分に似合いません)

興味のある人は、こちらへ。
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by u2k_maru | 2008-09-09 02:40 | ATTACK ATHLETICS

報告

恋が実りました。
ようやく、責任をもって報告する事ができます。

来週の頭にシカゴを離れます。
向かう先は、ニューヨークです。

話を詰めてきていた、New York Knicksでのインターンのポジションが正式に認められました。
インターンの期間は、トレーニングキャンプが始まる10月から、シーズンが終わるまで。
大きな額ではないけれど、お給料も戴けるので、車を売らずには済みそうです。

今のインターン先でお世話になっているPhysical Therapistからも仕事の話は戴いていたし、条件もよく、OPTが切れた後の先のビザのサポートを考えると、こちらの方が現実的ではありました。クライアントにはNBAやNFLの選手が含まれるので、スポーツに関わることもできる。ですが、一シーズン限りになるであろうともNBAでのインターンに決めました。

それは、話を断る時に言った、
“Simply, it has been my dream”
に他なりません。
夢の舞台へ。

もちろん、自分が追い求めていたモノに辿り着いた嬉しさはあります。
でも、それ以上に自分が嬉しかったのは、家族や応援してくれていた友達、お世話になったアーカンソーのヘッドトレーナー、そして大切な人に、良い報告ができた事。
改めて気づく、自分のモチベーションの源です。

場所は大きくなれど、自分はまだまだ小物。
今回のインターンだって、ATとしての能力が買われたわけではありませんし。
そこを勘違いする事なく、今持てる力を出し、学び、チームに貢献したいと思います。
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by u2k_maru | 2008-09-05 08:05 | その他