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一緒に働くということ

チームワーク。
その大切さは、使い古される程に色々な例えや表現で強調される。
実生活は算数ではないので、1+1が2になることは稀で、3になってみたり、はたまた1以下にもなりうる。

Attack Athleticsでは、基本的に3つのprofessionがクライアントをサポートします。
(クライアントにも契約によってランクがあって、この3つのサポートをフルに受けられるのはプロの選手)
ウエイトトレーニングやシューティングドリルを担当するTimをはじめとするスタッフ、
クライアントのインバランスを修正を担当、Physical Therapist のDave、
“Performance enhancement massage”を自称するマッサージセラピストのM。

クライアントを共有する難しさ。
例えば、Daveが評価の下にover active(働きすぎ)と判断した筋肉をリリースしたのに、Mはその直後にactivate (活性化?)させる運動をさせてしまったり、
自分達はover useと判断したものの、トレーニング担当のスタッフはそこに焦点を当てたトレーニングをさせていたり。

コミュニケーションが取れていない、という簡単な問題ではありません。
コミュニケーションは、同じバックグランドがあれば有効なのだろうけれど、それぞれ違ったバックグラウンドを持つ専門家達となると、その難易度はグンと高くなります。
理論を重視する人もいれば、経験を重視する人もいるし、それぞれにあるプライドもまた壁となります。

例え、同じAT同士だったとしても、それぞれのスタイルはあるんでしょう。
意識の高い人同士だったら、なおさらその傾向は強くなるはずです。

(Timはこの辺りにも気づいているようで、頻繁に意見を聞いてきます。
自分や、Daveのアシスタントの学生の意見にも耳を傾ける姿勢は、素晴らしいと思う。)

このシステムができてから、まだ一年位らしいので、まだ発展途上なのでしょう。

今自分が見ている状況は、自分が一人きりで働かない限り、将来、かならず直面する。
その時にどれだけ柔軟かつ芯のあるプロになっていられるか。
そしてそういう同僚を持つ事ができるか。

もうすぐ八月です。
自分にとって、この留学生活の最大の転機になり得る月がすぐそこまで。
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by u2k_maru | 2008-07-30 09:11 | ATTACK ATHLETICS

3年間

ここ数日、シカゴはとてもいい天気。
特に朝夕は、日差しがあっても空気が少しひんやりしていて気持ちがいい。
過去に同じような空気を共有した人たちや、その時期を思い出して、ちょっとだけ思いに耽ります。
それに加えて、空を行き交う飛行機。
やはり、どんなに充実した時間を過ごしていようと、帰りたい場所というのはあるものです。

一日は、7時くらいに家を出て8時から働き始め、18時前後に仕事が終わって、それからワークアウトをして20時くらいに帰ってきます。

最近は、仕事から帰ってきて、適当に作った晩御飯を食べながら、マイケルジョーダンのDVD(Ultimate Jordan)を観ています。
このセットには、His Airnessをはじめとする6つの作品に加え、ジョーダンのベスト5と言われる試合が、まるまる入っている素晴らしいDVDで、
留学最初の一ヶ月を過ごしたミネソタの語学学校時代に、自分を発奮させるために(という言い訳のもとに)買ったものです。
当時は、大して英語が理解できず、映像のみを楽しんでいました。

(ジョーダンについて書き始めたら、えらく長くなってしまったので消しました)

そのDVDを、ブルズの本拠地シカゴで、彼のトレーナーだったTimの下でインターンをして、映像以外も楽しみながら観ている事を考えると、語学学校時代の自分からは、ある程度褒めてもらえそうです。

今の自分からは、まだまだ、全然ですけど。
満足した自分は想像すらつかないけれど、とりあえず先は長いことは確かです。


渡米して、(約)3年が経ちました。
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by u2k_maru | 2008-07-25 08:59

人の体と馬

金曜日。
自分がシカゴに来てからずっとお世話になっている、まささんを仕事が終わった後にAttack Athletics に招いて一緒にシューティング。まささんは、UIC(University of Illinois at Chicago, Division Iの大学で、Attack Athleticsから10分ほどの距離)でフルタイムATとして働ていて、自分が来る前からTimをはじめとするAttack Athleticsのスタッフと面識があるので、すんなりOK、というかTim達も歓迎モード。

シューティングをしている途中で、Glutus Medius(中殿筋)の話になり、場所をコートからトリートメントテーブルやリハビリの器具がある部屋に移動。
自分が膝を怪我している事もあって、自分に対して色々なmanual therapyを施してもらいました。
ここで書くにはマニアックになってしまうし、自分が教わったのはまだ表面の部分ですので省きますが、もう、シカゴに来てよかった! という感じです。
Timからは、普通とは違うトレーニングを学び、 PTのDaveからは体のインバランスへのアプローチを学び、そして今回も、まささんから、彼が今までに習得した+現在学ばれているテクニックを。
もちろん、彼らとは知識や経験の土台の厚み、そしてテクニックの習熟度がかけ離れているので、それを使いこなすにはまだまだ至らないけれど、こうやってキャリアのスタート時期に、遠くに光る旗、とでもいいましょうか、それを経験、体験できているのは大きな糧です。

自分がAthletic Trainingという限定された分野にどれだけ留まるかは分からないけれど、「人の体」に対する興味と追求は、一生モノだと思います。

さて、その日は遅くまで残っていたクライアントのNBAプレイヤーとHORSEというシューティングゲーム(一人が好きなところから好きなようにシュートを打ち、それが決まったら後の人も同じ事をしなければならなく、後に続くプレイヤーが外した場合は、HORSEから一文字ずつ与えられ、全てが揃ったら負け)もしました。
If you can make it, I can make it という、とてもアメリカらしいゲームだな、と個人的には思ってます。
NBAラインのスリーポイントが厄介だな、とは思っていたけれど、その日はタッチがよかったので、思ったよりはハンデにならずに済みましが、逆に自分の普段得意なシュートが決まらずに、相手に文字を中々与える機会を得られず。
後半に彼の集中力が切れたのもあって、競れたけれど、後一文字で勝ちを逃しました。
とはいえ、彼は片膝アイシング+サンダルですが(もちろん本気じゃないし)。
この選手、自分よりも年が下の若い選手ですが、今まで接したどのプレイヤーよりも礼儀が正しく、驚くくらいの好青年。
アイスバッグを頼む時すら、"is there any possibility...."って感じです。
同じプロ選手でも、こういう差って、どこから生まれるんだろう。
環境?教育?
今はリハビリ中ですが、彼が復帰したら、毎試合スタッツをチェックする事間違いなしです。

Attack Athleticsを出た後は、China Townまで連れて行ってもらい、晩御飯をご馳走になりました。まささんもまた、大のバスケ通なのでATの話に限らず、話が尽きる事はありません。幾つかの武勇伝も聞かせてもらい、感服です。

今週末は土曜日も仕事だったけれど、少しの疲労感と、たっぷりの充実感。
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by u2k_maru | 2008-07-21 00:31 | ATTACK ATHLETICS

環境

今、中国人選手がクライアントとしてきています。
少し前に書いた233センチの選手は、中国に帰りましたが(オリンピックでプレイするのでしょうか)、今回は17歳の高校生。
高校生にして6’10 (208センチ)の身長で、スリーポイントも打てるし、ドリブルも中々のモノ。
ジュニア代表からフル代表への昇格を狙っているそうで、毎日NBA選手と一緒に汗を流しています。
興味があったので聞いてみると、やはり国からのサポートで来ていると。

Attack Athleticsには、過去に韓国人選手もトレーニングをしに来ていたらしいです。
中国と韓国。
アジアのバスケットボールで、日本の上を行く国。

もちろん、Attack Athleticsが世界で一番のトレーニング環境だとは言い切らないし、日本国内にだって素晴らしい環境はあるんでしょう、きっと。

ただ、仮にこの場所が世界で一番、という話になった時。
この場所に国のサポートで選手を送る、という流れは今の日本にはないのではないかな。
内部事情に詳しいわけでもないけれど、ゴタゴタは海を越えて伝わってきています。

中国人、韓国人の友達に聞いた、彼らの国での一般プレイヤーのバスケット事情を聞くと、素直に見習いたい、とは言えない。
けれど、国を代表するプレイヤー達の成功は、願わざるにはいられません。
土台を変えずに、トッププレイヤー達だけに責任を押し付ける、というのもまた無責任な発想ですが。

日本と同じレベルにいる台湾は、日本よりも圧倒的にバスケ熱は高かったです。
外にあるコートの数は比べ物にならないし、ナイキショップの中にコートが在るくらい。
でっかいビルにkobeの写真がどーん、と描かれていたりと、街の至るところからバスケを感じられました。

下にいる者が、上に追いつき追い越すには、相手以上の事をしなければならない。
単純な事。
上にいる者よりも劣った事をしているならば、同じレベルに現在ある相手が自分達以上の努力をしているならば、結果は然るべきものになるでしょう。

刺激に溢れた場所で、上を目指す青年を見て、応援する気持ちと、焦りにも似た気持ちを覚えます。
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by u2k_maru | 2008-07-17 22:40 | ATTACK ATHLETICS

新しい役割

この一週間は、新しい役割が増えました。
Athletic Trainerとしてインターンをしているけれど、CSCSの資格を持っているという事で、クライアントのトレーニングを任せられるようになりました(プロ選手ではありません)。

Timに資格を所有している事を確認された翌日から、“彼にはspeedとagilityにフォーカスしたトレーニングを”と大まかな方向性を与えられ、後は任せてもらっています。
何の予告もなしに頼まれるし、実際にCSCSとしての役割を果たすのは始めてだけれど、自分が担当するクライアントは皆バスケットボールプレイヤー。
自分がずっとバスケットに活かす為のトレーニングを続けている事もあるし、今までシンポジウムや大学で学んできた経験が頭の中に溜まっているので、アイデアが尽きる事はなく、自分自身も楽しんで仕事ができてます。
自分がbetterなプレイヤーになりたい、と願って続けてきて得たアイデアを、自分より若くて素質のあるプレイヤーに還元できるのも、大きな喜びです。

最近、Timと Arkansasでお世話になったDaveに共通する点をよく感じます。
二人とも、いちいち優しかったりするわけではないし、それほど自分を気にかけている素振りは見せないのだけれど、実は凄く見ていてくれる。
先日、Timが自分のために、とある電話をかけてくれたのだけれど、その電話口で自分の事を説明する彼の言う事に、泣きそうになりました。
周りに分かるように振舞う事も一つのやり方だけれど、彼らのようなリーダーもまた、魅力的です。
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by u2k_maru | 2008-07-14 01:12 | ATTACK ATHLETICS

すきやきレベル

日本が恋しい、という事は以前にも書きましたが。
それを自分で再確認。

日本食が変えるスーパー(さすがシカゴ)で、納豆を買いました。
食べる前の、楽しみときたら、
例えるならば、日本に居た頃の、夕食がすきやきだと知った時。

アメリカでの納豆は、日本でのすきやきレベルです。


さて、下らない事だけではなんなので。
今週から、新しいNBA選手がリハビリにやってきました。
彼の怪我の瞬間は、テレビで見ていましたが、バスケット関係では自分が見た中でダントツで一番ひどいモノ。
まさか、その選手のリハビリを手伝えることになるとは思ってもみなかったです。

彼の復帰した姿をみるのが、今から楽しみ。
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by u2k_maru | 2008-07-11 08:44 | その他

思ったこと

謙虚な人=虚栄心が無い、というのは違うと思う。
自分の虚栄心に気づき、それをそっと覆い隠す。
その能力に長けている人だと思う。

本当に心が真っ直ぐな人、というのはいないと思う。
自分の歪みに気づく、その敏感さと、それを修正する事ができる人が、心が真っ直ぐ「なように」、生きていけるんじゃないか、と思う。

だから、謙虚でありたい、真っ直ぐでありたい(その言葉の選択は様々だろうけれど)と思う気持ちから始まるのだと思う。

あくまで、謙虚である事、真っ直ぐである事、が徳であるという観点からだけれど。
ちょっとした会話がきっかけで、ふと思いました。

食べていたベーグルに付いていた胡麻が、キーボードの「。」もしくは「.」のキーの隙間に挟まってしまい、非常に不都合であります。
一粒の胡麻、あなどれません。
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by u2k_maru | 2008-07-07 02:26 | 思う事

明日はJuly 4th。
アメリカの独立記念日です。

去年はアーカンソーで、ルームメイトのDustan夫妻とタカオと4人で、家の駐車場に止めたトラックの上で花火をみてたっけ。
今は、Dustan夫妻は Dallasで、タカオは新しいルームメイトと最後の一年を、そして自分はシカゴ。
時間が発つのは、早いです。

今、インターンをしているATTACK ATHLETICSには4面のフルコートバスケットボールコートが備えられています。
そしてそれに隣接するトレーニングルーム。
ウエイトトレーニングからバスケット専門のトレーニングまで非常にスムースに行えます。
ここの主でもあるTim Groverの著書"Jump Attack”にも書いてあったけれど、ウエイトトレーニングの直後にSports Specificなドリルを組み合わせると、いいらしい。
自分の感覚でも、そう思います。


贅沢なことに、仕事の前後はこの最先端の施設を自由に使わせてもらっています。

誰もいないバスケットコートは、自分の原点。
響き渡るドリブルの音、弾かれたネットの音、シュートを外した時のリングの音。
出る事の無かった試合の後に体育館に戻り、悔し涙を流しながら一人で練習した記憶。
高校時代の悔しい思いは、何年も経った今でも色褪せない。
静かなバスケットコートは思い出させます。
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by u2k_maru | 2008-07-04 11:20

夢と欲

夢(寝るときみる方じゃなく)と欲。
夢が現実味を帯びてきたとき、更にそのもう一歩を踏み出せる気がしてしまうのは、欲というものか。
前にも書いたけれど、状況に舞い上がってしまっていては正しい判断はできない。
でも、勢いや流れが来ている時に、それに乗る、というのも大切だと思う。
これまた前に書いたけれど、慎重さと大胆さのバランスなんだろうけど、難しいもんです。


無給のインターンの予定で、実際そうだったのだけれど、少しだけお金がもらえる事になりました。
大した額ではないにせよ、ようやく、自分の力で自分の専門とする分野でお金が稼げるようになりました。ちょっと感動している自分です。
指紋照合のセキュリティープログラムにも自分の指紋を入れてもらったりと、スタッフの一員として、認められてきた気がします。


膝の具合は、これ以上ない環境のもと、順調にリハビリが進んでいます。
腫れも痛みもほぼ退いて、
50%くらいで走れるようになってきたし、セットシュートなら両足で打てる。
Range of motion →Endurance →Strength →Proprioception →Functional exerciseと進んで行くのが定石だけれど、ROMが戻った今、強度と量のさじ加減をしながら全部を組み合わせています。
ATCになった直後、このリハビリによる機能回復の感動を自分自身が味わえた事は、大きな財産です。
もう二度とごめんだけど。


施設のワイヤレスを使わせてもらえる事になったので、ATTACK ATHLETICSから初の更新。
アイシングしている氷を外して、帰途につくとします。
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by u2k_maru | 2008-07-03 09:32 | その他