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カテゴリ:Knicks( 27 )

さらばNY

空港近くの友達の家からの更新です。
日本行きのフライトは、明日の午後。

今日は、まだNYに残っている数人の選手達のトリートメント。
自分にとって、Knicksでの最後の仕事。
自分がトリートメントをしていた、ある選手に、Anthonyが"Today is Yusuke's last day, his last treatment on you"
と言うと、彼は"NO"と顔を上げずに言ったあと、"I know it"と呟きました。
とても自然に寂しそうにしてくれたので、"I'll miss you"とかって面と向かって言ってもらえるよりも心に響きました。

選手との写真は、RogerとAnthonyは"遠慮しなくていいんだぞ"と言ってくれましたが、一番仲が良かった選手とだけ、二人で同じポーズをとって撮りました。
多くの選手と写真を撮れば、それはいい記念になったのだろうし、選手達も喜んで一緒に取ってくれるのは分かっています。でも、自分にとって、この場所は記念や思い出ではないからでしょうか、それとも、自分は働きに来ている、という意識からでしょうか、よく分かりませんが、撮る気にならなかったです。

コーチをはじめ、ほかのスタッフにも別れの挨拶。
皆、戻って来いって言ってくれます。待ってるぞ、と。
ほんとうに、素敵な関係が築けたと思います。別れ難すぎです。
NBAで働く事は自分の最終目標ではありませんが、目指すに値する場所だと言う事は身を持って感じたし、戻って来たいと心から思う環境です。

ほぼ毎日1オン1を繰り返したMikeは寂しそうでした。
彼との最後の1オン1は、Best of 7で延長戦3つを含む激戦の上、自分が4-3で勝利。
プレイスタイルは違うものの、勝ち負けが偏らない、good competition。
彼のお蔭で、仕事以外での毎日の楽しみがあったのは幸せなことでした。
お別れに、沢山の音楽をCDに焼いてくれました。

トリートメントの後は、WNBAのチームのワークアウトをお手伝い。
3オン3の相手をしました。
このチームのヘッドトレーナーにも良くしてもらえたし、以前ブログに書いた(プレイ中は)鬼怖いGM(WNBAのHall of Fame)にも挨拶ができたので良かったです。

自分のお手伝いが終わるまで、RogerとAnthonyが待っていてくれて、夕食に連れて行ってくれました。
天気が良かったので、外の席で1時間半くらい、のんびりと。
この8ヶ月間の事をはじめ、選手のこと、ATのこと。
彼らと話をするのは、とても心地がいいです。

Rogerは、自分にとって、アメリカの父親的存在。
自分の成長を楽しんでくれているのが伝わってきます。
MSUのインタビューの前夜にもテキストメッセージを送ってくれたり、先ほども。
ほんとうに、気にかけてもらいました。
また、以前に書いた事もありますが、10年以上のNBAでのキャリアにも関わらず、とても謙虚です。
例えば、自分がDaveに教わったテクニックをつかってトリートメントをしていると、選手の前だろうと聞いてきます。
もしかしたら、自分の選手からの信頼感を増す為に聞いてくれてるのかな、なんて思ったりもします。
そうだとしても不思議ではないくらい、思慮深い人。
ATとしてだけでなく、こういう大人になりたい。そう思えるボスでした。

Anthonyは、兄的存在でした。
"言われなくても、やれる事を探してする"というのは基本ですが、やはり頼まれるというのは嬉しいもの。
周りからは、"Don't have Yusuke do your job"と言われながらも、冗談で交わしながら、色々な仕事を任せてくれました。
それは、自分が楽をしたいからじゃなくて、俺のことを考えてくれてるのが、途中からハッキリと伝わってきました。
人を笑わせるのが大好きで、しょっちゅう冗談を言います。
仕事後は一緒にワークアウトしたり、遠征に連れて行って時にはディナーに連れて行ってもらったりと、仕事以外でも多くの時間を過ごしました。
一緒にバスケをすると、そのトラッシュトークが面白すぎて、自分にとっては一番タフなディフェンスでした。
長丁場のシーズンを乗り切る上で、彼の存在は周りが気づいている以上に大きなものでした。

もちろん、彼らだって完璧ではありません。Nobody is perfectです。
自分なんて、穴だらけです。
でも、この2人+自分は、それぞれがそれぞれを補える、いいチームでした。
インターンの自分が言うのはなんですが。

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彼らに誇りに思ってもらえるようなプロフェッショナルになること。
新しいモチベーションが、また増えました。

さらば、NY。
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by u2k_maru | 2009-04-30 15:18 | Knicks

シーズン終了

昨日のホームでのNets戦で、New York Knicksの2008-2009シーズンが幕を下ろしました。
プレイオフを逃したチーム同士だった事もあり、相手はエース抜きでしたが、最終戦は勝利で飾りました。

勝ち負けに以前ほどの意味がない試合ということもあって、とある選手は、"ボールが回ってきたら全部シュート打ってやる"なんて試合前は言っていました。
が、このオフにも大きな動きがあるであろうKnicksにおいては、どんな試合だろうと選手にとってはアピールの場。
チームとしてのゲーム運びは控えめで、個人個人の味が出ていたと思います。

試合後に、最終戦に使ったボールを、チームがプレゼントしてくれました。
嬉しい心遣いです。


あっというまの82試合。
シーズン前のキャンプから8ヶ月が経ったなんて、信じられません。
いつもはゲーム後のトリートメントが終わると岐路に繋がるエレベーターに向かいますが、昨日はMSGのコートに戻りました。
数人の清掃スタッフだけが残された閑散としたコートを前に、しばし思い出に耽りました。

新しいコーチングスタッフだったことや、2年後を見据えた主力のトレードなどがあり、プレイオフは逃してしまいました。
勝つことの難しさを思い知らされましたが、リーグ最下位のチームに惨敗したと思えば、リーグトップのチームをアウェイで破ったりする、ノリというか勢いというか、こういうアップダウンにも愛着が沸きました。
安定感のなさはチームとしては良くないんだろうけれど、そういうところがまた魅力だったりします。
来期以降は、これに勝ち星が続く事を願います。
(開幕のメンバーでシーズンを戦い通したら、プレイオフは行けてた気がしますが、新ニックスが目指すのは一シーズンのプレイオフ進出ではありませんので仕方ありません)

翌日の今日。
Exit Physicalと呼ばれる、チームを去る前の選手一人一人の身体チェックをteam physicianを中心に行います。今シーズンの個人個人の怪我のレポートを中心にチェックが行われましたが、レポートに残されたそれぞれの怪我達すら懐かしかったです。
このチェックしたデータ+シーズンを通してのパフォーマンスを考慮し、オフシーズンのプランをそれぞれの選手に提供します。
AT, PT, S&C, Physicianの4方向からのミーティングはとても興味深かったです。

その後はExit Interviewと呼ばれる、選手個人とコーチ、GMとのインタビューを経て、全て終了。
NYに残り、しばらくは練習施設に顔を出す選手もいれば、そのまま故郷に帰る選手もいます。
数人の選手とは、今日でお別れしました。
毎日、挨拶をする時に握手してきた彼らの大きな手。
慣れていたと思いましたが、今日改めてその大きさに気づきました。

シーズンは今日で終わりましたが、自分の契約は今月の終わりまで。
来シーズンに向けた準備や、数人の選手のトリートメントを手伝います。
大好きなチームへの感謝と、Knicksの輝かしい歴史の到来を信じて。
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by u2k_maru | 2009-04-17 13:30 | Knicks

違い

暦では春になったというのに、朝起きると雪が降っていました。
昼には全て解けてなくなっていましたが、まだまだ肌寒い日が続きます。

レギュラーシーズンも、残すところ14試合。
一ヶ月を切りました。
先週のロード4連戦を3勝1敗の好成績で乗り越え、プレイオフ出場への望みを灯したですが。
その後の、今日の試合を含む、負けられないホーム2連戦を両方落としてしまいました。
その上、2試合とも今季のワースト5に入るであろう内容で。

「勝ちなれていない」
抽象的ですが、敗戦の度に良く使われていた表現です。
これは、シーズンを通してでも同じことが言えるのかもしれません。

ヘッドトレーナーのRogerは、このチームがNBAで3チームめ。
Knicksの前は、Marvericksでヘッドトレーナーを務めていました。
ドアマットチームだったMavsがカンファレンスファイナルまで進むチームになった要因を、Steve Nashがgood playerからgreat playerになるまでの話を含め、個々の、そしてチームとしての意識という点について話をしてくれました。
そしてそれが、過渡期である今のKnicksに必要であることは間違いなさそうです。

せっかくいい話を聞いたのですが、書く力が残っていません。
眠さが極限であることも、間違いなさそうです。
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by u2k_maru | 2009-03-21 14:49 | Knicks

krypto-Nate

昨日のホームゲーム、対Indiana Pacers戦。

試合開始の40分前に、Nateが"Yusuke! 俺のチケットが二枚余ってるから友達を呼んでやれよ!"と言ってくれたので、急いで栗原(彼のブログはこちらへどうぞ)に連絡すると、彼は用事があって来れないけれど、Nate大好きStreet ballerバンリ君と日本からバスケ修行に来ているリッキー君は来れるとのこと。
相手が今シーズンパッとしないPacersな上、相手はスタメンを3人欠くのが分かっていたけれど、Nateから譲ってもらったチケットだからいい席だろうし、楽しんでくれるといいな、くらいに思ってました。

が、Nateファンには堪らない夜になりました。
後半だけで32得点を含む、キャリアハイに迫るシーズンハイの41得点。
(ベンチからの選手として、Knicksの最高得点記録です)
最後まで拮抗した試合の勝利を決定付けるスティールからの1人速攻も決める、"The Nate Show"でした。
彼のキャッチフレーズ"Shake and Bake"が、なんどもMSGに響きました。 

今月半ばにあったオールスターの後、彼の平均得点は30点に迫る勢いです。
そしてこのNate Robinson、身長はなんと172センチ。自分と変わりません。
Nateが大男のひしめくNBAでここまで得点を重ねることができるのは、NBA選手の中でも特別とされるその身体能力もありますが、スリーポイントを含むジャンプシュートのステップを溜めなしに打てることも大きいです。
ミートしてボールをキャッチした瞬間、プライオメトリック的なステップでシュートに移ります。
イメージしやすいように言うと、沈み込む動作がないんです。
当然、シュートの難易度は高くなりますし、試合の後半になれば足腰への負担は相当なものになりますが、身長のハンデをカバーする技術の一つであり、調子のいい時は、これでシュートが決まり続けます。

試合の前日、自分は映画を見ました。
Amazing Graceという、イギリスのSlave Trade(奴隷売買)を廃止する為に奮闘した議員の、事実に基づく映画です。
映画の中で、African Americanの祖先たちがどの様にアフリカからアメリカに連れてこられ、どのような仕打ちを受けてきたのかをまざまざと見せ付けられました。
昨夜のヒーローであり、国籍、肌の色を問わずにMSGの観客全てから拍手喝采を受けていたNateを見て、自分は映画の事を思い出していました。

話がそれました。

オールスターのダンクコンテストで、決勝の相手となった2メートル10センチのDwight Howard a.k.a. Supermanを飛び越えてダンクを決め優勝したNateは、新しいニックネームを与えられました。
"Krypto-Nate"です。

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写真を見てわかるように、決勝に進んで相手がHowardだと分かった時、Nateは一度奥にひっこんで、それまで着ていたKnicksの青のユニフォームから、全身緑色で登場しました。
ボールまで緑色です。

Supermanの異名をとり、当日もSupermanコスチュームで登場したHoward。
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(写真は去年のダンクコンテストのものです。彼はこの後、ダンクをせずにボールをゴールに投げ込みました 笑)

その”Superman”対して、原作コミックでSupermanの弱点とされる緑色の鉱石"Kryptonite"をイメージした全身緑のコスチューム。

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オールスター前に、Equipment managerにSt. Patrick dayに着る緑のユニフォームを引っ張り出させていたのですが、その時はこのアイデアに気づきませんでした。

Nateの勝利を決定付けたのは、一番最初の写真のHowardを飛び越えてのダンクですが、自分はHowardの、自分の相手に自分を利用させてあげる、そのサービス精神というか、日本的に言うならば心意気に感心したものです。
Rogerも同じことを言っていました。

さて、Supermanの弱点であるKrypto-Nateを擁するKnicksは、明日"Superman"Dwight Howard擁するMagicを迎えてのホーム戦です。
Magicは今季、リーグのベストチームの一つ。間違いなく格上の相手です。
Player of the weekを受傷したHowardの先週のスタッツは、25.5points ,15rebounds,
4.3blocksという、スーパーマンならぬ怪物っぷりを発揮しています。

Krypto-Nateの2度目のスーパーマン退治に期待です。

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残念ながら、二度目のスーパーマン退治はなりませんでした。
スーパーマンの異名は伊達ではなく、22得点、20リバウンドの大暴れ。
Nateもチームハイの32得点をたたき出しましたが、追い上げも後一歩及ばず。
緑色のユニフォームが必要だったか。
悔しい敗戦でしたが、好材料もありました。
ルーキーのGalloが、4Qの勝負どころで3連続でシュートを決め、存在感をアピール。
彼は数字以上にチームに貢献できるタイプのプレイヤーなので、今日の活躍でプレータイムが伸びれば、チームにとっても好影響を与えそうです。
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by u2k_maru | 2009-02-25 11:42 | Knicks

別れ

デッドライン当日の今日。
一日中、若干のピリピリした雰囲気が漂っていました。
(選手達としてもチームとしても、ビジネスの一環なので慣れているのでしょう)
会議や交渉が行われている部屋と、バスケットコートやトレーニングルームは数メートル先。
数メートル先で進行している事を、選手を含め自分達はESPNの放送で追いかけます。

やはり、トレードが慣行されました。
Knicksからは、3人のプレイヤーが去りました。
最初に決まったのは、Malik RoseのOklahoma city行き。
彼が告げられたのは、練習が終わって間もないころでした。

Malikは、"The nicest player"と言われるくらい、素晴らしい人物です。
他のスタッフや選手の動揺の大きさが、彼の存在の大きさを示していたと思います。
自分の面倒も、とてもよく見てくれていて、年明け前にはインターンの身分の自分をディナーパーティーに招待してくれたり、祝日の度に"行くところあるか?ないならウチに来いよ"と声をかけてくれました。
ディナーパーティーの事は、過去の日記に書いています。
プレイヤーとしては試合に登場する機会は少なかったですが、オフコートでのリーダーシップはチームにとって重要な存在でした。
寂しく思います。
唯一の救いは、彼が帰宅する前にトレードを告げられたので、面と向かってさよならが言えた事。
ハグした時に、もちろん感謝の気持ちを伝えました。
彼から言葉をもらった時には、涙が出そうでした。

もう1人はTim Thomas。
彼は、シーズン序盤のトレードでKnicksに入ったので、過ごした時間は他の選手よりもちょっと短めです。
彼がトレードの決定を、先に聞いた他の選手から知らされた時、自分は彼のトリートメントをしていました。
ベテランであり、幾つかのチームを渡り歩いてきた選手なので、周りに分かるような動揺は見せませんでした。
20分前後の出場時間で、高確率でシュートを決めるいい働きをしてくれた選手です。
新チームでも、ローテーションに入って活躍してくれると思います。

最後の一人は、Jerome James。
ちょっと変わっていて、自己流のトリートメントやトレーニングに頑固なところがありましたが、とても大らかな性格で、いつも笑顔の選手でした。
そういえば、年末に友人が訪ねてきてくれた時に立ち寄ったKmartで遭遇したりもしたっけか。
怪我のせいでずっと姿を見ることはありませんでした。
彼が唯一、直接お別れを言えなかった選手です。

この三人のほかにも、もう少しで話がまとまりそうだったトレードがありました。
これは、本当にまとまらなくてよかったです。

個人的な感情を抜きにして戦力面で考えれば、プラスのトレードであったと言えると思います。
もちろん、新しいプレイヤーがどれだけシステムにフィットするか、というのが大前提ですが。

とりあえず、明日のラプターズ戦は新戦力は参加できないので少人数で戦うことになります。
残りの29試合、18勝11敗が目標であり、格下や同等の相手に負けることは許されません。
先日、格上のSpursを延長戦の末破った勢いを継続させたいところです。
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by u2k_maru | 2009-02-20 13:13 | Knicks

Trade Deadline

他のスポーツのことは良く分かりませんが、NBAではトレードが頻繁に行われます。
そして、シーズン中のトレードが認められるのは、2月19日の今日まで。
シーズン後半になり、プレイオフに焦点を定めたトレードだったり、来期を見越したトレードだったりと、事情はチームによってまちまちです。

今の所、大きなトレードは
HornetsとThundersのTyson Chandlarを絡めたトレード。
Thunders,来年は来るんじゃないでしょうか。昨期新人王のKevin Durantの凄まじい成長、期待の新人Westbrook,それにインサイドの柱となるChandlar。
HornetsのChandlar放出は、サラリー面の都合があったようです。

BullsとKingsの複数プレイヤーのトレード。
(これはBulls側よりもKings側にメリットが大きい気がするんですが)

Shawn Marionと、Jamain O'nealのトレード。
これはどっちが吉とでるか、わかりません。

当のKnicksも、トレードの噂は耐えません。
2010年に焦点を合わせて当時のエース二人をシーズン序盤にトレードしたので、今更どんなトレードが慣行されようと、驚く事はありません。
が、自分としては、もう誰一人としてチームを去って欲しくないです。
オールスターには誰も選ばれなかったことから分かるように、Knicksには”スーパースター”はいません。
でも、今更オールスター選手と一緒に働きたいとも思わないし、それだけでチームの成績が一気に上がるとも思わないし、なにより今までのシーズンを一緒に過ごした選手達と一緒に、残りの時間を過ごしたい、プレイオフを争いたい、というのが、個人的な思いです。

明日の朝、職場に行ったら誰かのロッカーが空だった、という事も十分にありえます。
チーム全員の姿が見れますように。


*このエントリーを投稿した直後、HornetsとThunders間のトレードが取り消されたと発表されました。
Thundersが行ったPhysical(身体検査)にChandlarが引っかかったそうです。
Thundersはさぞかしがっかりしたことでしょう。
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by u2k_maru | 2009-02-19 15:19 | Knicks

61得点。

Dream week(Nightmare week)最初の相手は、LA Lakers。

Kobe Bryant、61得点。
(37 min. FG19/31, FT20/20)

圧倒的、というよりも、洗練された優雅さがありました。

逆足で踏み切ったジャンプシュート、
ディフェンスのチェックをダブルクラッチでかわすジャンプシュート、
ディフェンスを飛ばしてからのステップイン、
ファウルを誘ってフリースロー、
ジャンプシュートで完全に試合を支配していました。

Knicksのホームゲームなのに、観客から湧き上がるMVPコール。
Knicksファンはブーイングで対抗しましたが、MVPコールの方が強かったです。
残り数分、勝敗が決してKobeがベンチに下がるときはスタンディングオベーション。

Knicksも、ベストゲームではなかったけれど、内容は悲観的になるものではありません。
実際、後半のスコアでは勝っています。
試合後のロッカールームでも、HCは言いました。
"今日の相手の試合内容は、絶対に負けないものだった。そして、それはリーグのトップチームの一つであるレイカース。負けたことによって、自分達の現在位置と目指している位置を見失わないように。"

Kobeの試合を観に来ていたTimに再会できたのは嬉しかったです。
自分のクライアントのベストパフォーマンスの一つを見て、満足したことでしょう。
彼の事だから、満足するどころか、さらなる改善点を見出していても不思議ではありませんが。
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by u2k_maru | 2009-02-03 14:48 | Knicks

ready for nightmare week

チームは上昇気流に乗っています。
ここ7試合で6勝1敗。
現在は3連勝中です。

いい形で、後半戦のキーになるであろう2週間を迎えることができます。

チームのHPには、"Dream Week"という文字が躍っています。
2月の一週間目は、ホーム3連戦。
迎える相手は、リーグのトップ3チーム。
月曜日にLakers。
水曜日にCavaliars。
金曜日にCeltics。

チケットの売れ行きは、好調この上ないそうです。
が、チームにとってはロード3連戦と同等か、それ以上にタフな一週間になります。
ヘッドトレーナーのRoger曰く、"Nightmare week"です。

この3連戦を終えた後は、すぐに西海岸でのロード3連戦。
この2週間を、勝率5割で乗り切れば、プレーオフ戦線には十分に残れるはずです。

自分個人にとっても、この2週間はとても大きな意味を持つ事になりそうです。
近々、報告ができると思います。
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by u2k_maru | 2009-02-01 13:41 | Knicks

Happy New Year

Chinese New Year。
華人正月と書くようで、一日ではなく、1月21日から2月19日までの期間をさすようです。

そんなChinese New Yearの中、迎えた相手はYao Ming率いるHouston Rockets。
Yao Mingが来た為か、他のチームが来てもそうなったのかは分かりませんが、演出がかなり中国使用でした。

スクリーンには大きく中国語でHappy New Yearと出てきたり、ハーフタイムの出し物は、中国の伝統的な(感じの)獅子の着ぐるみと人のダンスがあったり。

スターティングメンバーの選手紹介が中国語で行われたのもびっくり。
選手達は、誰が紹介されているのか検討がつかず(自分もですが)、皆で顔を見合わせて、最後の最後で英語で名前が呼ばれて、”俺か!”みたいな感じで飛び出していきました。
何人もの選手達に、何ていっているかを聞かれたけれど、残念ながらさっぱりでした。

肝心のYao Mingは欠場。
会場に駆けつけた中国人ファンは、さぞかしがっかりしたと思いますが、自分たちは大喜びです。
昨シーズンRocketsは、脅威の22連勝を飾り、その連勝の後半半分をYao抜きで勝ち続けたので、RocketsはYaoがいた方が良いのか、そうでないのか、という議論もあったけれど、対戦相手からすると、やはりYaoがいない方が助かります。
特に、Knicksのようにインサイドのサイズがないチームにとっては。

試合は、後半の大部分をリードされる厳しい展開だったけれど、第4Qで逆転に成功し、格上相手に、価値ある白星をあげました。
ここ数試合のKnicksは、試合の内容が良くなってきています。
負け試合でも、以前のようにズルズルと離されていく展開にはなりません。

変化の原因は、しばらくスランプに陥っていたNate Robinsonの復調と、イタリア人ルーキーGalloの復帰。
ベンチから流れを変えることができるようになったのと、8人で回していたローテーションを9人にできるのはとても大きいです。

2人の事を、書ける範囲で書こうかと思いましたが、長くなりそうなので、また今度書きます。


気が付けば、82試合あるシーズンのうち、半分以上が終わりました。
今季ニックスの目標は、上位8チームが出場できるプレイオフ進出。
プレイオフ争いのレベルが高すぎるWestと比べ、Knicksが属するEastにおいては、現在は負け越しているとはいえ十分なチャンスがあります(現在10位)。

前までは、プレイオフに出れれば、ここで働ける期間が延びるから、というのが大きな理由でしたが、今は、このチームがプレイオフに進出する事を、自分の都合無しに願っています。

http://www.youtube.com/watch?v=WDnnkT5w99o
今シーズンのKnicksのテーマソングです。
有名なラッパーによる物ですが、ウケはイマイチのようです。
でも、自分は結構好き。ちょっと外れたサビの部分とか。
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by u2k_maru | 2009-01-27 16:01 | Knicks

Hall of Fame

自分が働いているトレーニングセンターでは、Knicksの他にLiberty(WNBA)とRangers(NHL)の練習施設も備えています。
それぞれがAT room、Weight roomを持っていて、Rangersにいたっては、当然アイスリンクもあります。
外見からは、まったく想像がつきません。

オフシーズン中のLibertyですが、選手達は個人練習を行いに、ちょくちょく現れます(コートは同じ空間)。
LibertyのアシスタントコーチのNickとは仲が良く、一緒にバスケをする事もあります。
元カレッジプレイヤーのNickはとても上手。
先日は彼に頼まれて、Libertyの選手の練習に付き合う事に。
といっても、3オン3の人数あわせですが。

2人のWNBAの選手に、Nickと自分、LibertyのヘッドAT(女性)と、もう1人の初老のおばちゃん。

自分はNickとおばちゃんと同じチーム。
自分のマッチアップは、LibertyのスタメンのSGでした。

正直、おどろきました。
スピードもカットの切れも想像以上で、なによりもスクリーンの使い方が素晴らしい。
当然、シュートの精度も抜群。
怪我をさせてくないな、なんて考えていると、簡単に捻られてしまいます。
本気でディフェンスをして、十分に楽しみました。

そして、更に驚かされたのが、自分のチームメイトのおばちゃん。
シュートは全く落とさないし、体の使い方が素晴らしく、WNBAの選手のディフェンスの上からでも得点します。初老のおばちゃんが。
トラッシュトークも激しいし、物凄く勝負にこだわるので、ミスをしようものなら、めっちゃ怒ります。久しぶりにミスを恐れてバスケをした気がします。
一回り小さいWNBAのボールを使ったので、かなり勝手が違いました。
シュートを落とせば睨まれるし、かといってシュートセレクションを逃せば、これまた怒られる。
一度ボールをぶつけられるかと思いましたもの。
ファウルを自己申告した時も、怒られました。
「ジムでピックアップをする時には正しい行為ではない」って。

物凄く巧くて怖い、初老のおばちゃん。
なんと、LibertyのGMにして、元USA Olympic teamのプレイヤー、さらにWNBAのHall of Fame(殿堂)でした。
年齢は、なんと50過ぎ。

「おばちゃん」なんて呼んだら、ぶん殴られそうです。
これだけの闘争心をもっているから、現役時代に国を代表して試合をし、殿堂入りをはたし、50歳を過ぎても選手と渡り合っているんでしょう。

バスケが終わったら
”Smaller ball is tough to control hun? but you did good job. thank you”
と笑顔で言ってくれたので、ホッとしました。
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by u2k_maru | 2009-01-19 13:19 | Knicks