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カテゴリ:Basketball( 21 )

ドラフトとトレード

毎日のように、というか、毎日雨が降ります。
いい天気だなー、あとでストリートボールしにいこー、と思った30分後には雷鳴が轟き、ザッー。
中々バスケさせてもらえません。
その代わりに、夜、音楽を聴きながら縄跳びしてます。
久しぶりですが、シンプルながらいいトレーニングになります。
バスケの動きをイメージしながらステップを踏んだりするといい感じです。

さて、1日遅れになりますが、NBAのドラフトがありました。
一位指名は、前評判どおりにOklahoma UniversityのBlake Griffin。


自分がUniversity of Arkansasのバスケットボールチームで実習をしていて、最初に帯同した遠征が、対Oklahoma University戦でした。
この時Griffinはフレッシュマン(1年生)。
MacDonald's All Americanがいるとは聞いていたものの、顔も名前も知らなかったのですが、Griffinがベンチから出てきた次のプレーで、ああ、こいつの事か、と分かりました。
自分が実習していた年のArkansasのチームからはNBAで3人(NuggetsのSonny、今年LakersにドラフトされてHeatにトレードで行ったPatrick、D-leagueとThunderを行き来しているHill)、それにD-leagueでは2人プレイしている事から、そのレベルの高さに疑いはありません。
そんな彼らの練習やプレシーズンゲームを見なれた自分が、Griffinの動きには度肝を抜かれたのを覚えています。
6"10の体格と、身体能力のバランスが"オカシイ"というのがストレートな印象でした。
まさか、翌年のカレッジNo1プレイヤーと呼ばれ、今年の1位指名になるほどの器だったとは。

先に書いたPatrick Beverlyは、一年間ウクライナでプレイした後にドラフトされました。
NBA.comには
Strengths: Scoring guard who can light it up from mid-range or behind the three-point arc. Has a deadly jump shot and is capable of making it in a variety of ways. Rebounds well for his size.
と評されています。
2順目のドラフトなので、まずはロスター入りを目指して頑張ってほしいです。

お次はトレード。
ShaqのCavs入りよりも、Vince CarterのMagic入りの方に大きなインパクトを受けました。
自分、実はかなりCarterが好きです。
昔使っていた暗証番号に、彼の背番号を混ぜるくらい。
Half man and Half amazingと呼ばれる所以のダンクもそうですが、自分は彼のジャンプシュートや、ドライブの後のクリエイティブなステップワークが好きです。
実はアシストのセンスもかなりあると思います。
Turkogluの再契約がどうなるかわかりませんが、それが叶えばCarterとTurkogluでPG回せる気がします。
フリースローに不安のあるDwight Hawardに代わり、もともとクラッチタイムに強いのでラストショットを任されることも多そうです。

そんなVCのハイライトです。ちょいと前のものなので、ダンクばっかです。


そして最後に。
このオフのKnicksは多くの動きがあるのは十分に予想されていましたが、まずは最初のトレードが慣行されました。
QことQuentin RichardsonがGrizzliesに移籍しました。
Qはシカゴにいた時からとてもよく面倒を見てくれました。
選手達からもらったサイン入りのクリスマスカードにも、とても温かい文章をサインと一緒に書いてくれたり、試合の前に選手紹介が終わった後、コートに出る前に自分のところまで拳を当てにきてくれました。毎試合必ず。
SunsでSteve Nashと組んでいた年には、リーグでスリーポイント最多成功数をほこったようにスリーポイントが武器ですが、身体の強さを使ったミスマッチを活かしてのポストプレーもあります。
NYに戻った時に彼のロッカーがなくなってしまっているのが寂しいですが、新天地での活躍を祈ります。

ちょっと前のスリムだった時代のQのハイライト


ニックスにはまだまだ色んなトレードの噂があり、選手の半分くらいは入れ替わってしまうんじゃないでしょうか。

明日は天気がよくてストリートボールにでかけられますように。
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by u2k_maru | 2009-06-27 02:50 | Basketball

basketball in Taiwan

先週末は、台湾の南部に住むフィオナの祖父母と親戚を訪ねてきました。
台湾の結婚式は、本番の結婚式の前に婚約パーティーのようなものをするのが慣習です。
自分たちの場合はそれが省略された分、当日の式の参加できない祖父母や南部に住む知り合いたちを招待してのパーティーが開かれました。
自分はスーツを、フィオナはドレスを着ました。
フィオナの従兄弟が写真をとってくれていたので、それが送られてきたらブログに書こうと思います。多分。

自分はシンプルな生活が好きで、基本的にバスケットと自分の勉強ができて、フィオナと一緒にいれたらそれで大抵は満足です。
ですが、結婚をすること、そしてさらに相手との国籍が違うとなると、なかなかシンプルな生活とはいきません。
もちろん、とても歓迎してもらえたし、楽しかったことに間違いはありません。
ただ、バスケットや勉強と離れていることに対する不安は否めません。
それを自分の中で上手く消化していかないとな、って思いながらの南部訪問でした。


さて、今日の本題は台湾のバスケ。
先日に日本で開催された大会では日本が台湾を破り、結果としては準優勝をおさめたそうですが。
バスケットの盛り上がりや認知度は台湾のそれが上回っているようです。

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街中にはこんな看板がドーンとあったり

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新聞の一面をつかってNBAファイナルの記事が

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街にはストリートのコートが結構あります。
バスから見た橋の下には、16個のゴール(8面)が広がっていたり。

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というわけで、自分も参加することに。
お店に入って見つけたのは、ニックスカラーのバスケットボール。
先週はこいつで台湾のストリートバスケを体感してきました。
アメリカのバスケットのような華はありませんが、年齢を問わずに多くのボーラーが参加している風景は、日本にはみられないんじゃないかな。
コートは夜の11時まで使用ができて、バスケで思いきり汗を流したあとは(台湾はものすごく蒸し暑いです)は屋台で冷たい豆腐のデザートを食べる。
台湾のストリートボールスタイルです。
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by u2k_maru | 2009-06-15 02:51 | Basketball

Yuta Kurihara mix tape

Fionaが無事に日本に到着して、3日目。
すっかり我が家に溶け込んでいる感じです。
のんちゃん(コーギー)もなつき過ぎているくらいに仲良くしています。

今日はスタジオで結婚写真をとってきました。
このあたりは、のちに書いていくことにします。


今日の本題は(も)、バスケ。
日本の大学で出会って、アメリカNYで再会した日本人バスケットボールプレイヤー。
自分のつながりが、もしかしたら面白いことにつながる「かも」しれません。
彼には、自分の出来る限りの手伝いをしたいと思わせるだけの、技術うんぬんではないモノがあります。

そんな彼のmix tapeが出来上がりました。
どうぞ。



彼のブログは、自分のリンク欄にある「一般人」からどうぞ。
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by u2k_maru | 2009-05-26 22:36 | Basketball

men of like-minded in NY

それぞれが目指すものは違っても、同じ温度を感じる事ができる。
そうそう経験できるものではないと思う。

NYを離れるにあたって、どうしても会っておきたかった人たちに会って来ました。

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左から、
飯野さん。
元早稲田大学バスケ部のプレイヤー、今は緻密な統計でバスケを読み解きます。
自分もスタッツ大好きですが、ここまで奥が深いものだとは知りませんでした。
雑誌Hoopにも寄稿されています。
ABAのチームのコーチ経験もあり。
(→馬鹿バスケ)

栗原祐太。
日本の大学時代に知り合い、自分と同時期にプロバスケットボールプレイヤーになる意志を胸に渡米、LAを経てNYに。プロになるという夢を叶えた後も、Next levelを目指し続ける男。
お互いの渡米4年目にして、自分がATとしてカバーしたNBDLのトライアウトで再会。
その時の日記はこちら→
彼の身体をチェックしたときに、彼のブログのタイトルの意味が分かった気がします。
身体能力にアドバンテージはありません。
が、それをカバーして余りあるハートの強さとストイックさ。
その結晶は、NBAの登竜門であるNBDLのトライアウト@Atlantaでチーム関係者達の関心を集めるまでに至る。
(→一般人)

自分を飛ばして、
(この青シャツ、ルームメイトが使った漂白剤が残っていたらしく、翌日の洗濯で逝きました。)

Bang-Leeこと、バンリ君。
ストリートボールの武者修行中。ストリートボールのゲームだけでなく、その根底に流れるモノ、その変化すらも敏感に感受しているのが伝わってきます。
彼がその身で吸収したものを発信し伝える動きにも注目しています。
飄々としていますが、その野望にブレは無し。
(→Boogie Life)

ダイスケ君。
NBA、カレッジのチームがデータ分析の為に使う試合のデータを管理する会社でインターン中。
自身も、アメリカのカレッジで4年間プレー。
彼のブログを読めば、またの名であるCoach Dの意味がわかります。
一緒にカレッジバスケを観戦した時に解説をしてもらい、バスケを知る人の目と、自分との違いを思い知りました。
(→Dice's BLOG)


栗原の繋がりで知り合う事ができた人たち。
自分も彼らも、それぞれの道を歩んでいるので、8ヶ月のNY滞在中に2、3回しか会うことはできませんでした。
自分という人間が、2,3回しか会った事の無い人達と夜通しで話をしていたいと心から思い、ここまで別れ難いと思うのは、記憶にありません。
統計、プロボーラー、ストリート、コーチング、アスレティックトレーナーと、それぞれの専門は違いますが、バスケットボールという共通項があり、そしてその思いの温度は限りなく近い。
測れるものではないけれど、感じるもの。
専門の違いが、同じ温度という条件の下に、弾きあうのではなく反応し合う、とでも表現すればいいのでしょうか。
彼らと同じ空間にいると、何か"面白い"ものが生まれる気がして、勝手にワクワクしてきます。

彼らとの再会は、自分がバスケットを続ける事と同じ確率くらいに確実です。
その時に、それぞれのレベルが上がっていたらと思うと、楽しみです。

インターンが決まる前にKnicks以外のチームとも連絡をとっている時に、父親にNY行きを薦められました(決まったとしたら、という前提で)。
NYには野望、野心に溢れた人が星の数ほど潜んでいて、その刺激は自分にとって大きなプラスとなる、と。
今、その言葉の意味がわかります。
土台作りの最終段階となるミシガンでの4年間を前に、彼らと出会えたことに感謝です。
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by u2k_maru | 2009-04-28 13:32 | Basketball

Jordan Brand Classic 2009

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MSGで行われた、Jordan Brand Classicという大会のお手伝いをしてきました。
選ばれた全米の高校生によるshow case(お披露目?)的な大会です。

Lebron James、 Chris Paul、 Carmelo Anthony、 Kevin Durant(彼は観に来てました)、 Amare Stoudmemireらも、高校生の時にこの大会に参加しています。

大会は全3試合あって、
一試合目はヨーロッパを中心とした国から選ばれたInternational vs International
二試合目はNew York City代表vs近隣の州からのSuburban代表
そして三試合目は、メインイベントとなる全米から選ばれたAll-Americanゲーム

という流れでした。
All-Americanのゲームに参加した殆どのプレイヤー達は、すでにDuke, UNC, Florida, Memphis, Oklahomaといった名門校への進学が決まっています。
どんなに派手なダンクや巧いプレーを見せられても以前のように驚く事はなくなりましたが(ちょっと寂しい気もします)、彼らが高校生という事を考えると、やっぱアメリカの個人レベルの高さには唸らされます。

アップの時に、1人気になった選手がいました。
6-11(210cm?)の300lb(135kg)という凄まじい体格ですが、ボールハンドリングとシュートタッチが体格に似合わずに良かったので注目することに。
前半は、その体格に似合わない幾つかのナイスパスを披露して、そのversatility(万能さ?)を見せつけましたが、2得点と大人しめ。
が、勝負に熱が入ってきた後半は、NBAレンジのスリーを含むアウトサイドからインサイドと得点を量産し、結局はMVPに選ばれました。
なんとなく、シーズン序盤までKnicksでプレーしたZach Randolphを連想させるプレイヤーでした。
カレッジはどこに進学するか覚えてませんが、間違いなく即戦力でしょう。

高校生のオールスターゲームなので、やはりバスケットとしては大味だったのは否めません。
自分が一番楽しめたのは、一試合目のInternational試合。
運動能力や体格ではアメリカの高校生たちとは比べ物になりませんが、ハーフコートバスケットの質はとても良かったです。FG%がとても高かった。
どこかのヨーロッパの国のPGがとても良く、Pick&Rollや外角シュートの精度の高さもさることながら、時折見せるノールックパスで会場を魅了。開始5分で観客を味方につけました。
彼は両チームで最も小柄でしたが、得点でも両チームでトップ。
文句なしのMVP受賞です。
どんなプレイヤーに成長するのでしょう。

1人だけアジア人がいて、一瞬日本人かなーと期待しましたが、彼は中国からのプレイヤー(SG)でした。
ゲーム中はシュートが中々決まりませんでしたが、結果でなく内容から判断すれば、彼のレベルの高さは十分に伝わりました。ボールに対するディフェンスは、一番良かったように思えます。

それぞれのゲームに対してATが雇われていたので、自分の仕事は殆どなく、幸い怪我も一切起こらなかったので、8割は観客として楽しませてもらいました。

おそらく、今の契約中にMSGで働くのは、これが最後。
まさかまたMSGで働ける(とはいえ半分以上は観戦)とは思っていなかったので、嬉しい予想外でした。
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by u2k_maru | 2009-04-20 11:36 | Basketball

big heart

15連敗。
チームの事ではありません。
たしかにチームも長い連敗中でプレイオフ進出の現実味は薄れてしまいましたが、チームの最後の一人が希望を失うまで、自分はコーチと選手を信じて自分ができる貢献をするまでです。
バスケの1on1の話です。1人の相手に対して、ここまで負け続けたことはありません。


相手は、skill developmentがメインの役割であるassistant coach、コーチK(41)。
NYで生まれ育ち、カレッジ時代はUniversity of RichmondをSweet16まで導き(彼の平均得点は20点近く)、プロとしてはヨーロッパを中心に13年間プレー。
ポジションはPG, SG。
その後はGeorgia(ヨーロッパの国)のナショナルチームのコーチや、NBAのスカウト等を経て、去年はHouston RocketsでAssistant coachを勤め、今年からは生まれ故郷のNYのチームであるKnicksのAssistant coachを勤めます。

毎日の練習後に彼は2人の選手のシューティングドリルを担当していて、自分は彼の手伝いをします。
リバウンド、パス、スクリーンだけに留まらず、ディフェンスやランニングプレーの役までやらせてくれるので、一日のお気に入りの時間の一つです。

彼は忙しいので、頻繁にというワケには行きませんが、1on1の相手をしてもらっています。
その結果が、今のところ15連敗。
とんでもない41歳です。

選手と対等にスリーポイント勝負ができるシューティング力。
スリーポイントは、自分が認識できているだけでも、3通りの足のセットの仕方、2通りの腕の振りかぶり方を、ディフェンスに合わせて使ってきます。
それに加えてドリブルのフェイクも組み合わせてくるので、打たせてはいけないと分かっていても、止めきれません。
彼は彼のムーブで攻めるというより、俺のディフェンスを読んで攻めてきます。
それも、一つのムーブを止めても、それに合わせて二つ目を仕掛けてきて、それを止めても三つめが来る。
それにこらえて完璧に止めたと思っても、体の強さでスペースを作られて、どちらの足でも踏み切れるランナーやレイアップでねじ込まれます。

ディフェンスも、俺の持ち味が全然出せません。
得点できないワケではないけれど、自分の理想の形でシュートにもっていく事は容易じゃありません。
絶妙な間合いと、駆け引き、体の強さ。
自分達の1on1を見ている周り(自分が普段一緒にバスケをする人たち)からは”Do what you do agaist us!”などと言われますが、それができないんです。
剣道をやっていた時、上段で構えるある先生を前に動けなかったのと似た感覚を覚えます。
何をしても読まれている感覚。

そして、なによりも凄いのが、なにがなんでも負けないという意思。
Mental Intensityとでもいうのでしょうか。
コートに倒れた時に、手を差し出してもひっぱたかれます。
自分だって、なんとしても勝ってやるという気持ちで挑みますが、認めたくはないけれど、威圧されます。
その意思の出所が、自分には敵わない深さがあるんです。

"too strong, too skilled, and too big heart"
彼の勝ち台詞です。15回言われました。

彼のメンタリティーは、NYのプレイグラウンドで培われたそうです。
彼の幼少時代、NYのストリートでプレイする白人は少なく、彼のプレイグラウンドでは彼以外の白人プレイヤーはいなく、1人で黒人選手に混ざってしのぎを削ってきたといいます。
学生時代、全米で最も多くのブザービーターを決めたという話を選手から聞きました。

とても無骨な感じの人で、特にプレイ中はガンガンにトラッシュトークを浴びせてくるけれど、その中に自分を認めてくれている空気があるし、冗談も言い合える、一番仲がいいコーチです。

残りのインターンの期間は、最短だと1ヶ月強。
なんとしても勝ち星を上げてみせます。
ちなみに彼は、去年Rocketsで働いている時に、a.k.a Skip to My Louに1on1で勝ったらしいです。
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by u2k_maru | 2009-03-27 11:09 | Basketball

大きな足跡

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前人未到の舞台に辿りつくという事は、大きな意味がある。
それを完遂する事は、それ以上の意味があると思う。

Columbia Universityでプレイする(今日からは、していた、と書いた方が正しいのかな)日本人初のDivision I basketball player、KJこと松井啓十郎君。
彼のカレッジでのキャリア最終戦に招待してもらって観て来ました。
(Columbiaのマスコットはライオンなので、さりげなくライオンのマークが入った靴を履き、チームカラーのブルーのTシャツを着て行きました)

彼がColumbia Universityでプレーする事が決まった時は、バスケットに強い関心を示さない日本のスポーツ新聞でさえ一面で取り扱った覚えがあります。
(自分はその頃、まだ日本にいました。居酒屋でアルバイトをしていた時期だったのを覚えています)
大げさではなく、日本人バスケットボールプレイヤーの歴史的な一歩でした。
そして、昨日の試合で4年間のキャリアを終え、その足跡を確かに残しました。

その試合の残り1.9秒は、Columbiaが2点リードで迎えた相手チームのスローイン。
NBAラインよりも遠い場所から放たれた逆転スリーポイントは、無情にもネットを弾きました。

試合後、目を赤くした彼が最初に発した言葉は、「すいません」でした。
高校、大学とアメリカでプレーした彼ですが、なんとも日本人らしい一言目。
その言葉を聞いた時、本当に「日本人」プレイヤーがDivision Iでキャリアをまっとうしたんだな、と改めて感じました。
個人のパフォーマンス、結果とともに悔いの残る最終試合だったかもしれないけれど、チームメイト、コーチ、そしてファンに4年間の労い、感謝の言葉をかけられている彼を、同じ日本人として、プレイヤーの端くれの自分はとても誇りに思いました。

「ありがとう」という気持ちを込めて、「おつかれさま」。
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by u2k_maru | 2009-03-09 13:26 | Basketball

オールスターブレーク

オールスターブレイクです。

この週末にPhoenixにて行われるオールスターイベントの為、どのチームも練習はなしだと思います。Knicksの選手達やスタッフも、それぞれの休暇をとっています。

が、こんな時期にも、街に残ってトレーニングをする選手がいます。
自分もまた、休暇をとっているフルタイムのメディカルスタッフの代わりに街に残っています。

今日は、朝も早くからにマンハッタンに行き、2年ぶりのTOEFLを受けました。
もう必要ないのですが、必要になるかも、と以前に予約をしてしまったので受けてきました。
日が昇る前に家を出なければならなかったのですが、朝焼けに燃えるマンハッタンもまた綺麗でした。
TOEFLは、さすがに余裕を持って受けられました。(Speakingセクション以外。とてもやりづらいです。)
TOEFLを終えた後は、トレーニング施設に直行。
上に書いた選手のトリートメントとワークアウトです。
一通り必要なトリートメントとワークアウトを終えた後は、シューティングの手伝い。
そこから、1オン1に。

当たり前といえば当たり前なのですが、歯が立ちません。
シンプルに、近づけば抜かれてダンク、距離をとればスリーポイントの雨。
止めようがありません。
それでも、彼が彼自身に条件をつけてプレーすれば、練習相手にはなれます。

自分より上手いプレイヤーは星の数ほどいて、自分がバスケを続ける限り遭遇するでしょう。
それでも、驚く事は、この先の人生でなさそうです。
自分がそれこそ本気の本気でプレーし、彼もまた条件下で力を出したときに分かる、次元の違い。
上手い、とか、早い、とか、強い、とか。そんなんじゃありません。
ミジンコvsメダカ ってな感じでした。
なんだかんだで2時間近くやっていたので、彼にとってもいい運動になったようです。

最高峰にたどり着いてなお努力を続ける若い才能。
自分は今シーズン限りでチームを去りますが、彼の今後が楽しみです。

彼が去った後も、自分は施設に残ってオールスターイベントを観戦。
家にテレビがないからですが、施設のテレビは豪華だしソファでくつろげるので良いです。
一緒に盛り上がる人がいないのは残念ですが。
1人でワーワー言ってました。

自分の大好きなスリーポイントコンテストは、例年よりもレベルが低くて残念でしたが、スラムダンクコンテストではKnicksから参加したNateが見事優勝。
トロフィーをNYに持って帰ってきます。
”Freak of nature”と表現されてましたが、まさに、です。
練習していたクレイジーなダンクは封印してましたが、十分に魅せてました。
最近のダンクコンテストは、創造力勝負の所があります。
ネタは尽きないのでしょうか。

懐かしい顔も。
ダンクコンテストに参加したナゲッツの選手のパスだしパートナーとして、University of Arkansasで一緒だったSonnyの姿が。
ルーキーで、今シーズンはプレータイムももらえてないので、解説者たちから”誰だ?””Equipment managerかと思った””なんでBillupsを使わないんだ”などと散々言われて、ちょっと不愉快でした。
カレッジバスケのスラムダンクチャンピオンのSonny。
数年後、このイベントに参加して見返してやってほしいです。

明日は午後から出勤なので、朝はゆっくりできます。
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by u2k_maru | 2009-02-15 15:00 | Basketball

嬉しい偶然

チームのメディカルスタッフ相手のプレゼンテーションが近づいてきました。
最初はKnicksの内だけだったのが、Rangersのメディカルスタッフも聞きに来る事になり、Strength coach達も、じゃあ俺も、みたいな感じで聞きにくるそうです。
そして、今度は録画をされることになりました。
この録画については、ちょっと事情があるのですが、まぁプレッシャーは大きくなればなるほどいい経験になるので、良い事です。

これはもう一段階、気合を入れねば、という事で、仕事の後はAssistant trainerのAnthonyのワークアウトの誘いを断り、図書館に直行。
今日は閉館が9時までだったので、8時過ぎまで図書館で過ごし、その後に施設に戻って1人でワークアウトとバスケをしてきました。

図書館で、ちょっと煮詰ってしまっていたアイデアも、コートでボールを突きながら1人でクルクルと走ったり回ったり飛んだりしていると、結構整理されました。

ワークアウトを終えて、食堂に寄って、残り物で遅い夕食。
食べてる間にESPNでも、と思ってテレビをつけると、見慣れた選手が飛び込んできました。

今日はESPNで、University of Arkansasのホームゲームが放送されていました。
最近はちょっと考えることも多めで、スケジュールのチェックを怠っていました。
普段と違う生活パターンをした事で生まれた、幸運な偶然です。

全米#4のOklahomaと#7のTexasを破ったRazorbacksですが、SECカンファレンスが始まってからは、勝ちナシの4連敗。
SECの厳しさは去年彼らと一緒に過ごしたので十分に知っているつもりですが、なんとか一勝が必要だった今日のAlabama戦。

今年のArkansasのバックコートは、フレッシュマンコンビ。
彼らの活躍は素晴らしかったです。
PGはキャリアハイに迫る10アシスト、SGはキャリアハイの26得点。
この二人は、去年自分が卒業した後にヘッドトレーナーのDaveを手伝った時などに見てたので、その素質は知っていましたが、見事な活躍で、チームを勝利に導きました。

自分が去年一緒に過ごした選手達も、確かな成長の跡を見せてくれて、終始鳥肌が立ちっぱなしでした。

コーチや、チームマネージャー達の姿も久々にみれてよかったです。

偶然、といえばそれまでですが、あまりに出来すぎているので、"もうちょい気合いれろ"という、自分の数ある原点の一つである、あのチームからのメッセージと受け取ります。
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by u2k_maru | 2009-01-30 14:49 | Basketball

出会い

熱い気持ちは呼応するものだと思う。
そしてそれは、心地よい。
どんな高級な酒よりも、酔えるものだと思う。
っていえるほど、高いお酒を知りませんが。

今日は、オフを使って、3人のボーラーに会ってきました。
日本での大学時代の友人で、先日のD-leagueのトライアウトで3年ぶりの再会を果たした栗原裕太。彼は自分と同じ時期に渡米、それから一度も日本に戻らず、挑戦を続けています。
栗原の相方である、NYでストリートボール修行中のバンリ君。
オンコートよりも、遥かに過酷なストリートボールで鍛えられたであろうハンドリングとフィニッシュの技術は見事でした。
テキサスの大学でプレーをしていて、クリスマスブレイクを使ってNYにバスケ修行にきている、つー君。若さ溢れ、トレーニングに対する意識も高いので、今後が大きく期待できるプレイヤーです。

彼らがいつも練習をしているジムにお邪魔して、久しぶりのピックアップゲーム。
久しぶりの5オン5は、感覚が鈍っていて、いらないターンオーバーをしてしまったけれど、オールコートを駆けるスピード感は、やっぱり、たまりません。
彼らと毎日一緒に練習できたら、自分もまだまだ上達できるんだろうな。
ゲームの後は、自分が今まで学んできたことの中で、彼らの役に立つであろう事をトレーニング面と、トリートメント面の両方で伝えてきました。
もっと細かくスクリーニングをして、個人個人にアドバイスができたらよかったのだけれど、時間が足りませんでした。

バスケットボールプレイヤーとしてキャリアを築く事を諦めた自分。
今自分が歩んでいる道に、なんの後悔もなく、野望もあるけれど、それはプレイヤーとしての自分に未練がないと同義ではなく。
純粋に、プレイヤーとしての自分を追及している彼らの姿を羨ましく思う気持ちは隠せません。

また、短い時間の中で、創造力(想像力)を掻き立てられる話もできました。
いい情報も聞けました。
もっとゆっくりできたら良かったのだけれど、今回は電車で移動してきたので、最終電車に間に合うように去らねばなりませんでした。



さて、その電車ですが。
Grand central stationという大きな駅に直通の地下鉄まで見送ってもらいました。
GCSからは、Metro northという電車で、自分の住むTarrytownまで一本。
さすがは、自分。
このシンプルな道とはいえ、トラブルが無いわけがありません。

Metro northを発見し、間に合った間に合ったと意気揚々と乗り込んだは良かったのですが。
電車が動き出して、切符を確認する駅員が自分に言った一言。
“You are in the wrong train. This one is Red line and doesn’t go to Tarrytown, You have to take Blue line ”
Metro northにもBlue line, Red line, Gray lineなど種類があったようで、自分が乗ったラインは、他州に向かっておりました。

止まった駅で下車し、Grand central stationに戻るホームに向かって、全速力。
Tarrytown行きの最終列車は遅くまでないのです。
バスケをした時よりも、間違いなく速く走りました。
なんとかGCSに戻り、駅員にまだTarrytown行きはあるかと聞くと、最終が残っていると。そして、これに乗りなさいと目の前にある車両を指示されました。
ほっと汗を拭って、その車両のドアが開くのを待っていましたが、よく見ると、その電車には赤いラインが塗ってあります。
自分が乗った間違った電車はRedライン。これも赤いぞ、と。
Blueラインに乗れと言われたのを思い出し、となりのホームに移動し、止まっている電車を確認。
その電車には何の色も塗られていなく、最終目的地が表示されていたのだけれど、NYの地名が分からない自分には、それが自分が乗るべきものか判断ができません。
そのホームにいる駅員に聞くと、彼は、このラインに乗りなさい、と言うではありませんか。
駅員同士が別の事を言うなら、乗客に聞くしかないと思い、数人に聞くと、自分と同じ目的地に向かうおじさんがいて、ようやく安心。

最初に言われた駅員の言う事を聞き入れていたら、また他州に行ってしまうところでした。
全力疾走でかいた汗と、冷や汗と。
NY,恐るべし。
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by u2k_maru | 2008-12-16 15:53 | Basketball