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一休み

暫らく更新が滞りました。
というわけで、最近あったことを、つらつらと書きます。

まずは昨日。
チームがロード2連戦、その上選手は1人残らずチームに帯同したので、自分はちょっとだけペーパーワークがあったくらいで、ほぼオフ。
Columbia Universityの試合を観戦してきました。
Columbia Universityは、Division Iの大学で、このチームには日本人初のDivision Iプレイヤーである、KJこと、松井啓十郎君が所属し、活躍しています。
彼は今年が最終年のSeniorなので、一度試合を観たいと思っていました。
試合は、松井君の活躍もあり、Columbiaが15点差で危なげなく勝利。
シューターである松井君(昨シーズンの3PFG%は、なんと49%!)は、厳しいマークを受けながらも、きっちりとスリーを沈め、勝利に貢献。
自分が今まで見た中でも、トップクラスに入る綺麗なシュートフォームでした。
成功率の高さから、オープンショットだけを確実に決める、いわゆる待ちのシューターかと思っていましたが、これまた見事なクイックリリースで、ディフェンスを振り切ってからも安定したシュートが打てるし、1オン1のシチュエーションでも警戒されたその上で決める事ができるそのスキルに驚かされました。
今後の試合にも時間が許す限り足を運び、応援したいと思います。

また、試合観戦、試合後ともに、自分ひとりでは決してお会いできないであろう、日本から来られた方々と一緒に時間を過ごさせていただきました。
どこまで書いていいのか分からないので、書かないでおきますが、忘れられない一日となりました。

これらの出会いをセットアップしてくださったのは、スポーツライターの宮地陽子さん。
Number等の雑誌にも寄稿されている宮地さんの記事は、自分が日本にいる頃からずっと読んでいました。
今回、ニックスの試合に来られる、という事で、時間をとってくださりました。
こうやって、若輩者の自分に時間を割いていただいたり、人に紹介していただいた感謝を忘れることなく、自分がそういう立場になったときに、後進に伝えていきたいと思います。

ニックスは、ホームでPortlandに、そして昨日はCleveland相手に連敗を喫し、借金2と今シーズン最多の借金を背負ってしまいました。
PortlandにはスペインからのルーキーRudy Fernandezがいて、ニューヨークのスペイン系のファンから大歓声を浴びていました。北京オリンピックでの活躍で世界中に知られたとおり、とてもいいプレイヤーでした。
いつの日か、日本人プレイヤーが同じ声援を浴びる日を想像しました。

話はかわって、自分の髪型の話を。
アメリカに来て以来、坊主一筋で、それもずーっと自分で刈っています。
語学学校時代にゆずってもらったバリカンが相棒です。
が、先日、アメリカに来て初の床屋さんに頭を刈ってもらいました。

選手は結構頻繁に床屋を練習施設に呼ぶのですが、そのついでにやってもらいました。
自分で刈っていると、どうしても細部は適当になってしまいます。
もともと見た目には執着がないので、周りに不快感を与えなければいいや、という程度に考えているのですが、宮地さんに会うという事をアシスタントトレーナーに話をしたら、ちゃんと髪を整えていけ、と言われ、その話を聞いていたある選手が、俺が床屋代をだしてやるから、と言ってくれたので、好意に甘えました。

NBA選手の頭を刈っている床屋さんにやってもらったので、自分の頭も、NBAカットです。
写真を載せようかとも思ったけれど、やめます。
とりあえず、おでこの上は、ビシッと一直線です。
フィオナ曰く、「日本のアニメの、指を頭の上でクルクルさせる人」みたいらしいです。
一休さんらしいです。
最初は違和感があったのだけれど、慣れてきたら、一休さんカット、もといNBAカットも気に入っていました。
どうせ、伸びてしまうまでの数日間ですが、アシスタントトレーナーと、その選手の好意を楽しみます。

あせらない、あせらない。
by u2k_maru | 2008-12-05 11:48 | その他
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