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刺激

EnglandからのPhysico Therapistがチームに合流しました。
彼が一ヶ月くらい前に面接(といってもチームがオファーしたのだけれど)に来たときに話をして、Planter fasciitisに苦しんでいるアシスタントコーチに対する彼のアプローチを見学して、"この人からは絶対に多くを学べる"と感じました。
明日から、新しいメディカルスタッフの体制でチームをサポートします。

ある選手が、"This medical staff have so much diversity"と言いましたが、確かにヘッドトレーナーはアメリカ人、アシスタント(PT/ATC)はメキシコ、インターンの自分は日本から、そしてイギリスからのPhysico therapist。おまけにEquipment managerはプエルトリカン。

最近、右ひじを最大限まで伸展すると痛みがあり、シュートが打ちづらく困っていました。大した事がないのは分かっていたのだけれど、せっかく体に不調がある、という事で彼に聞いてみました。
一通りのチェックを終えた後、すこしSoft tissue workをしてもらうと、痛みは軽減したものの、まだ違和感は残っていました。
次に彼がチェックしたのは、首の可動域。
これまた一通りチェックした後(Vertebral artery test含む)、manipulation(整体の人がボキッってやるやつです)。
Ulnar nerveはC7とT1の間がルートなので、そこに対してのアプローチです。
やっぱ、骨にアプローチできると治療の幅が違うなぁ、と。
自分のケースは当てはまらなかったけれど、首へのアプローチで四肢の痛みや異常に効果がでるのは、よくあるそうです。

翌日の今日、自分が実験台になって、アシスタントと一緒に、彼の腰に対するアプローチを学びました。
SIのJoint movとmanupulationが主だったけれど、技術によるものでしょう、あれほど少ない力でmanupulationをされたのは初めてです。
”All about positioning”だそうです。
SIに対する評価とアプローチも、引き出しが増えました。

今日の試合には、NFLのチームからカイロプラクター(アメリカではカイロプラクターはDr.と呼ばれます)も来てくれていて、試合の後にメディカルスタッフで話。
せっかくEnglandから来た凄腕のセラピストがいるし、彼もアメリカの技術を学びたい、ということで勉強会を開くことになりました。両方学びたい自分としては嬉しい限り。

ようやく、ここ2ヶ月時間を割いてきた事が終わりに近づくので、勉強に集中できます。
残りわずか半年のインターン。
刺激のあふれた場違いな場所に、どれだけ自分を近づけられるか。


3連勝をかけてMarvericsを迎えた今日の試合は、延長戦の末の敗戦。
同時に100点以上取った試合は6戦無敗という記録も敗れてしまいました。
内容は、延長戦を含む最後の6分間以外は悪くなかったのですが(最後に15-0のランをくらいました)。
7フッターのドイツ人は、やはり凄かった。
7フッターにフェイダウェイ気味で、頭の後ろからシュートを打たれたらチェック不可能です。
39点とられました。
あのPGにも、最後の最後でポストプレーを仕掛けてきて勝負どころを支配されました。

これで6勝4敗。早くも10試合。
あさっては、敵地での昨シーズンのチャンピオンCeltics戦です。
by u2k_maru | 2008-11-16 13:41 | その他
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