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環境

NBAプレイヤーが、プレイタイムや経験、そして好条件を求めてヨーロッパをはじめとするチームに移籍する動きがあります。Lebronを狙っているチームもあるとか。
将来を有望視されていた、とある高校生のプレイヤーも、NCAA やNBAではなく、ヨーロッパのチームで来シーズンはプレイするそうです。

こうやって、(アメリカから見た)海外でプレイする選手達をOverseaと呼んだりします。
Attack Athleticsにも、数名overseaのクライアントがいて、彼らはギリシャ、トルコ、イタリアといったヨーロッパの国を転々としています。こう書くと、苦労人のような響きになりますが、とある選手は先シーズン、1milion(約一億円)を稼いだそうです。
トップリーグのエリートチームになれば、スタジアムやサポーテイングスタッフをはじめとするNBAの環境と、なんら遜色ない、と言っていました。
ある国では、彼に合法的にプレイしてもらうために、非合法でパスポートを作ってくれたとかなんとか。
彼らのバスケットの能力も、NBAのプレイヤーと十分に張り合えるだけのものがあります。
その境は、きっと外から見ている自分には分からない厚さがあるんだろうけれど。

先日、イリノイ州のMister basketballの次点に選ばれたという(周りの評価では、彼が選ばれるべきだったらしい)高校生が施設を訪れました。
クライアント達のピックアップゲームが終わった後に、色々な選手に1オン1を頼んでいました。NBAの選手達は引き続きトレーニングがあったので断られていましたが、overseaの選手をはじめとするプレイヤー達は彼の挑戦を快く受け入れました。
彼は一人でドリブルやシュートをしている時にみて、いいものを感じとれましたが、まだ線の細い180cm位の17、8の少年が、NBAではなくてもプロの選手を負かすとは思ってもいませんでした。
正確なアウトサイドのシュートに、それを最大限におとりにしたドリブルと、切れ味のするどいクロスオーバー。自分の持っている能力の組み合わせ方の上手さが光ってました。
彼が負かした相手には、先に書いた一億円を稼いだ選手も含まれます。
(もちろんプロの選手達は疲労していたし、多少の手加減もあったかもしれない。例えばプロの選手が体格の差を使ったら、勝負にはなっていなかったと思う)
すごい才能がゴロゴロしています。


環境というのは、ひらめきに大きな影響を与えると思う。
Attack Athleticsで働いている時には、将来やりたい色々な案が出てくる。
きっとそれは、施設に、選手達に大きく刺激を受けているから。
でも、それを帰りの車の中で考え直すと、あまりに現実味がなかったり、ひらめいた時ほどの興奮を感じなかったり。
自分ひとりだけれど、環境が変わって別の自分が見直しをしてくれるのは良い事かもしれません。
お金の為にビジネスをするのではなくて、ビジネスをする為にお金がいる。
案はまだまだ温める時のようです。
by u2k_maru | 2008-08-13 09:07 | ATTACK ATHLETICS
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